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開閉器とは?種類や用途について解説

開閉器とは?種類や用途について解説

電気回路を開けたり閉じたりする際に使用される機器が、開閉器です。開閉器は、手動または一定の条件が加わると自動で電源のON/OFFが切り替わるので、発火や発煙による事故を未然に防げるだけでなく、外の明るさに応じて電気のスイッチを入れたり切ったりする手間も省けます。 ただし、開閉器にはさまざまな種類があるため、各機器の違いを把握することが大切です。そこで今回は、開閉器の種類や用途、取り扱いメーカーなどを解説していきます。 目次 開閉器とは 開閉器の種類と用途 配線用遮断器 漏電遮断器 カバー付きナイフスイッチ 箱開閉器 防雨形点滅器 開閉器とは 開閉器とは、正常動作時の電気回路を手動または自動で空けたり閉じたりするための電力機器です。 開閉器は、過電流が起きたときに自動で電気回路を遮断する「配線用遮断器」、漏電を検知したら自動で電気回路を遮断する「漏電遮断器」。感電防止を目的とした「カバー付きナイフスイッチ」や、屋外の明るさによって点灯・消灯する「防雨型点滅器」など、使用目的によって複数の種類があります。 開閉器の種類と用途 この項目では、開閉器の種類や用途を取り扱いメーカーと共にご紹介していきます。 配線用遮断器 配線用遮断器とは、過電流が発生したときに電気回路が自動で遮断される開閉器です。配線用遮断器は、操作ハンドルを使用することで、安全に電気回路の開閉を行うことが可能です。 電気回路は、何らかの不具合で過電流が発生する可能性があります。過電流は非常に大きな電流なので、通常なら電線が耐えられず、発火や発煙などの事故につながってしまいます。しかし、配線用遮断器を設置していると、異常を検知した段階で電気回路を遮断してくれるため、もしものときも安心です。 過電流を放置していると、電流が配電盤や受変電設備へ逆流して建物全体の電気設備が落ちてしまいますが、配線用遮断器を設置することで過電流の逆流を防止できるため、建物全体に影響が及ぶのを回避できます。 パナソニック 河村電器産業 日東工業 テンパール工業 漏電遮断器 漏電遮断器とは、漏電を検知すると自動で電気回路を遮断する開閉器です。分電盤の中央に取り付けられており、15A~30A程度の漏電を検知すると作動し、家全体の電気が停電する仕組みになっています。 漏電を放置していると、感電や火災といった重大事故につながるため、漏電遮断器は常に正常に作動している必要があります。漏電遮断器は、機器に備え付けられているテストボタンで動作を確認できるので、定期的に確認しておきましょう。 漏電は配線や絶縁体の劣化だけでなく、コンセントのゆるみや隙間に入り込んだホコリ、湿気や雨水・結露などによる水濡れが原因で起こることもあります。漏電遮断器が作動した場合は、すべての配線用遮断器を「切」にし、漏電遮断器を「入」にしたあと、配線用遮断器を1つずつ「入」に戻していきましょう。 配線用遮断器を「入」にしたときに漏電遮断器が落ちると、その回線で漏電が発生していると判断できます。 パナソニック 河村電器産業...

開閉器とは?種類や用途について解説

電気回路を開けたり閉じたりする際に使用される機器が、開閉器です。開閉器は、手動または一定の条件が加わると自動で電源のON/OFFが切り替わるので、発火や発煙による事故を未然に防げるだけでなく、外の明るさに応じて電気のスイッチを入れたり切ったりする手間も省けます。 ただし、開閉器にはさまざまな種類があるため、各機器の違いを把握することが大切です。そこで今回は、開閉器の種類や用途、取り扱いメーカーなどを解説していきます。 目次 開閉器とは 開閉器の種類と用途 配線用遮断器 漏電遮断器 カバー付きナイフスイッチ 箱開閉器 防雨形点滅器 開閉器とは 開閉器とは、正常動作時の電気回路を手動または自動で空けたり閉じたりするための電力機器です。 開閉器は、過電流が起きたときに自動で電気回路を遮断する「配線用遮断器」、漏電を検知したら自動で電気回路を遮断する「漏電遮断器」。感電防止を目的とした「カバー付きナイフスイッチ」や、屋外の明るさによって点灯・消灯する「防雨型点滅器」など、使用目的によって複数の種類があります。 開閉器の種類と用途 この項目では、開閉器の種類や用途を取り扱いメーカーと共にご紹介していきます。 配線用遮断器 配線用遮断器とは、過電流が発生したときに電気回路が自動で遮断される開閉器です。配線用遮断器は、操作ハンドルを使用することで、安全に電気回路の開閉を行うことが可能です。 電気回路は、何らかの不具合で過電流が発生する可能性があります。過電流は非常に大きな電流なので、通常なら電線が耐えられず、発火や発煙などの事故につながってしまいます。しかし、配線用遮断器を設置していると、異常を検知した段階で電気回路を遮断してくれるため、もしものときも安心です。 過電流を放置していると、電流が配電盤や受変電設備へ逆流して建物全体の電気設備が落ちてしまいますが、配線用遮断器を設置することで過電流の逆流を防止できるため、建物全体に影響が及ぶのを回避できます。 パナソニック 河村電器産業 日東工業 テンパール工業 漏電遮断器 漏電遮断器とは、漏電を検知すると自動で電気回路を遮断する開閉器です。分電盤の中央に取り付けられており、15A~30A程度の漏電を検知すると作動し、家全体の電気が停電する仕組みになっています。 漏電を放置していると、感電や火災といった重大事故につながるため、漏電遮断器は常に正常に作動している必要があります。漏電遮断器は、機器に備え付けられているテストボタンで動作を確認できるので、定期的に確認しておきましょう。 漏電は配線や絶縁体の劣化だけでなく、コンセントのゆるみや隙間に入り込んだホコリ、湿気や雨水・結露などによる水濡れが原因で起こることもあります。漏電遮断器が作動した場合は、すべての配線用遮断器を「切」にし、漏電遮断器を「入」にしたあと、配線用遮断器を1つずつ「入」に戻していきましょう。 配線用遮断器を「入」にしたときに漏電遮断器が落ちると、その回線で漏電が発生していると判断できます。 パナソニック 河村電器産業...

住宅用照明器具とは?種類や用途について解説

住宅用照明器具とは?種類や用途について解説

家の中にあるさまざまな照明器具をまとめて、住宅用照明器具と呼びます。 住宅用照明器具はシーリングライトだけでなく、ダウンライト・ペンダントライト・スポットライト・エクステリアライトなど、複数の種類があります。場所に応じた住宅用照明器具を設置することで、部屋の機能面がアップしたり、おしゃれな空間に見せたりすることができるため、家の照明選びは重要です。 そこで今回は、住宅用照明器具の種類を、用途や取り扱いメーカーなどと併せて紹介していきます。 目次 住宅用照明器具とは 住宅用照明器具の種類と用途 ダウンライト シーリングライト スポットライト ペンダントライト キッチンライト 浴室灯 エクステリアライト 住宅用照明器具とは 住宅用照明器具とは、一般住宅の中で使用される照明器具の総称です。 住宅用照明器具は、室内を明るく照らす照明器具はもちろん、配光や光色・光量を調節してシーンに沿った明かりを楽しむ照明器具や、電気配線に必要な付属装置も含まれます。 住宅用照明器具に採用される光源は、白熱電球や蛍光灯より何倍も寿命が長いLED電球が主流になってきています。LED電球は白熱電球や蛍光灯のように長時間使用しても発熱しないので、安全性が高いです。 住宅用照明器具の種類と用途 この項目では、住宅用照明器具の種類を取り扱いメーカーなどと共にご紹介します。 ダウンライト ダウンライトとは、天井に埋め込んで取り付ける照明器具です。シーリングライトやペンダントライトのように天井から照明器具が飛び出ないので、天井をフラットに見せられます。 ダウンライトは1つずつの光量が少ないので、補助照明として使用されるケースが多いですが、配灯によってはメイン照明として活用することも可能です。また、基本的にダウンライトは下向きに光を放つ照明器具ですが、ユニバーサルタイプという種類を選択すると、スポットライトのように光の向きを変更できます。 ダウンライトはキッチンやリビング、ダイニングはもちろん、トイレや階段下収納など、天井が低く狭い空間への設置もおすすめです。また、倉庫やクローゼットなど、背の高い物を収納する場所にも、収納物の邪魔をしないダウンライトは適しています。 ダウンライトを取り扱っている主なメーカーは、以下のとおりです。 パナソニック 三菱電機 東芝ライテック 岩崎電気 遠藤照明 大光電機...

住宅用照明器具とは?種類や用途について解説

家の中にあるさまざまな照明器具をまとめて、住宅用照明器具と呼びます。 住宅用照明器具はシーリングライトだけでなく、ダウンライト・ペンダントライト・スポットライト・エクステリアライトなど、複数の種類があります。場所に応じた住宅用照明器具を設置することで、部屋の機能面がアップしたり、おしゃれな空間に見せたりすることができるため、家の照明選びは重要です。 そこで今回は、住宅用照明器具の種類を、用途や取り扱いメーカーなどと併せて紹介していきます。 目次 住宅用照明器具とは 住宅用照明器具の種類と用途 ダウンライト シーリングライト スポットライト ペンダントライト キッチンライト 浴室灯 エクステリアライト 住宅用照明器具とは 住宅用照明器具とは、一般住宅の中で使用される照明器具の総称です。 住宅用照明器具は、室内を明るく照らす照明器具はもちろん、配光や光色・光量を調節してシーンに沿った明かりを楽しむ照明器具や、電気配線に必要な付属装置も含まれます。 住宅用照明器具に採用される光源は、白熱電球や蛍光灯より何倍も寿命が長いLED電球が主流になってきています。LED電球は白熱電球や蛍光灯のように長時間使用しても発熱しないので、安全性が高いです。 住宅用照明器具の種類と用途 この項目では、住宅用照明器具の種類を取り扱いメーカーなどと共にご紹介します。 ダウンライト ダウンライトとは、天井に埋め込んで取り付ける照明器具です。シーリングライトやペンダントライトのように天井から照明器具が飛び出ないので、天井をフラットに見せられます。 ダウンライトは1つずつの光量が少ないので、補助照明として使用されるケースが多いですが、配灯によってはメイン照明として活用することも可能です。また、基本的にダウンライトは下向きに光を放つ照明器具ですが、ユニバーサルタイプという種類を選択すると、スポットライトのように光の向きを変更できます。 ダウンライトはキッチンやリビング、ダイニングはもちろん、トイレや階段下収納など、天井が低く狭い空間への設置もおすすめです。また、倉庫やクローゼットなど、背の高い物を収納する場所にも、収納物の邪魔をしないダウンライトは適しています。 ダウンライトを取り扱っている主なメーカーは、以下のとおりです。 パナソニック 三菱電機 東芝ライテック 岩崎電気 遠藤照明 大光電機...

配線用遮断器とは?種類や比較ポイントを紹介

配線用遮断器とは?種類や比較ポイントを紹介

過電流が発生すると、電線が燃えたり溶けたりして火災に発展してしまう可能性があります。しかし、分電盤に配線用遮断器が設置されていると、過電流が発生しても自動で回線を遮断してくれるので、火災などの事故が起きる心配がありません。 ただし、配線用遮断器にはMCBとMCCBで2つの種類があるため、違いを把握しておくことが大切です。 そこで今回は、配線用遮断器の種類や用途だけでなく、選び方や交換時期などもまとめて解説します。 目次 配線用遮断器とは 配線用遮断器の種類・用途 MCB MCCB 配線用遮断器の交換時期の目安 配線用遮断器の選び方・比較ポイント 配線用遮断器を扱う主なメーカー 配線用遮断器とは 配線用遮断器(ブレーカー)とは、分電盤に取り付けられている配線器具です。配線や電気機器の故障などで許容電量以上の電力を使用した場合、火災や感電事故を未然に防ぐために配線用遮断器が素早く異常を検知し、自動で電気を止めます。 また、配線用遮断器があると異常電流が発生しても配電盤や受変電設備へ逆流しないので、もしものときも外部へ影響をおよぼす心配がありません。 配線用遮断器の種類・用途 この項目では、配線用遮断器の種類を用途とともにご紹介します。 MCB MCBは「Miniature circuit Breaker」の頭文字を取った略称で、主に一軒家やアパート、マンションなどの家庭用に使用されるサイズの小さい配線遮断器です。低電流で作動するように設計されているため、最大電流は125A未満、最大電圧は約230Vまたは400Vに設定されています。 MCBは、過電流が発生するとバイメタルストリップがコイル状に変形し、曲がることで電気回路を切断します。 MCCB MCCBは「Molded case circuit Breaker」の頭文字を取った略称で、主にビルや工場、大型商業ビルなどの工業用に使用される大型の配線遮断器です。高電流でも作動するように設計されているため、最大電流は15A~2,500A、最大電圧は約600V~1,000Vで設定されています。 MCCBは、過電流が発生すると加熱されたバイメタルストリップが固定してある接点から離れるように曲げられるので、電気回路が切断されます 配線用遮断器の交換時期の目安 配線用遮断器の交換時期は、日本電機工業会「低圧機器の更新推奨時期に関する調査報告書」に記載されている情報によると、15年(住宅用は13年)が推奨されています。 ただし、以下の異常が生じた場合は設置から15年が経過していなくても交換しましょう。...

配線用遮断器とは?種類や比較ポイントを紹介

過電流が発生すると、電線が燃えたり溶けたりして火災に発展してしまう可能性があります。しかし、分電盤に配線用遮断器が設置されていると、過電流が発生しても自動で回線を遮断してくれるので、火災などの事故が起きる心配がありません。 ただし、配線用遮断器にはMCBとMCCBで2つの種類があるため、違いを把握しておくことが大切です。 そこで今回は、配線用遮断器の種類や用途だけでなく、選び方や交換時期などもまとめて解説します。 目次 配線用遮断器とは 配線用遮断器の種類・用途 MCB MCCB 配線用遮断器の交換時期の目安 配線用遮断器の選び方・比較ポイント 配線用遮断器を扱う主なメーカー 配線用遮断器とは 配線用遮断器(ブレーカー)とは、分電盤に取り付けられている配線器具です。配線や電気機器の故障などで許容電量以上の電力を使用した場合、火災や感電事故を未然に防ぐために配線用遮断器が素早く異常を検知し、自動で電気を止めます。 また、配線用遮断器があると異常電流が発生しても配電盤や受変電設備へ逆流しないので、もしものときも外部へ影響をおよぼす心配がありません。 配線用遮断器の種類・用途 この項目では、配線用遮断器の種類を用途とともにご紹介します。 MCB MCBは「Miniature circuit Breaker」の頭文字を取った略称で、主に一軒家やアパート、マンションなどの家庭用に使用されるサイズの小さい配線遮断器です。低電流で作動するように設計されているため、最大電流は125A未満、最大電圧は約230Vまたは400Vに設定されています。 MCBは、過電流が発生するとバイメタルストリップがコイル状に変形し、曲がることで電気回路を切断します。 MCCB MCCBは「Molded case circuit Breaker」の頭文字を取った略称で、主にビルや工場、大型商業ビルなどの工業用に使用される大型の配線遮断器です。高電流でも作動するように設計されているため、最大電流は15A~2,500A、最大電圧は約600V~1,000Vで設定されています。 MCCBは、過電流が発生すると加熱されたバイメタルストリップが固定してある接点から離れるように曲げられるので、電気回路が切断されます 配線用遮断器の交換時期の目安 配線用遮断器の交換時期は、日本電機工業会「低圧機器の更新推奨時期に関する調査報告書」に記載されている情報によると、15年(住宅用は13年)が推奨されています。 ただし、以下の異常が生じた場合は設置から15年が経過していなくても交換しましょう。...

非常灯とは?種類や比較ポイントを紹介

非常灯とは?種類や比較ポイントを紹介

オフィスや商業施設などでは、非常灯の設置が義務付けられています。非常灯を正しく設置しなかった場合、禁固刑や罰金刑など重い罰が課せられてしまうため、建物の管理者は非常灯を正しく設置しなければなりません。 しかし、非常灯には複数の種類があるため、どの製品を選んだら良いのかわからない人も多いでしょう。 そこで今回は、非常灯の種類を用途や特徴とあわせて解説していきます。記事内では非常灯の交換目安や取り扱いメーカーなどもご紹介しているので、ぜひ参考にしてください。 目次 非常灯とは 非常灯の種類・用途 専用型 組込型 併用型 非常灯の交換時期の目安 非常灯の選び方・比較ポイント 非常灯を扱う主なメーカー 非常灯とは 非常灯とは、火災や地震などで停電が起きた際に、建物内や避難経路などを照らし出す照明器具です。建物内にいる人が安全に避難するためだけでなく、消防隊がスムーズに救助活動を行うためにも非常灯は役立っています。 非常灯は器具に備え付けられている蓄電池や電源を使用して点灯するため、火災や地震が起きても停電の影響を受けずに点灯し続けられる点が特徴です。 なお、非常灯は建築基準法で特定の基準を満たす建物に対して設置が義務付けられています。 非常灯の種類・用途 ここでは、非常灯の種類を用途とともにご紹介していきます。 専用型 専用型とは、何もないときは消灯しており、災害などで停電が起きた際は点灯するタイプの非常灯です。専用型には天井から飛び出るタイプの直付型のほか、天井に埋め込めるタイプの埋込型があります。 高い場所に設置する場合は、脚立の持ち運び不要で複数の器具をまとめて点検できる、リモコン自己点検機能タイプを選択すると便利です。 専用型の非常灯は、主にホテルなどの客室やテナントビル、大型ショッピングモール、コンサート会場などに設置されています。 組込型 組込型とは、一般的なの照明機能を持つ電灯と、非常灯機能を持つ電灯が1つの照明器具に組み込まれている非常灯です。 組込型は1つで2つの照明機能をまかなえるので、照明の設置スペースが狭くても簡単に必要な照明数を設置できます。また、組込型は平常時と非常時で光源を使い分けているため、非常時用の光源の寿命を専用型より長くすることも可能です。 併用型 併用型とは、1つの光源で通常電灯と非常用電灯の役目を果たせる非常灯です。何もないときは一般的な照明器具として点灯していますが、地震や火災などで停電が起きた際は、電源供給がストップしても、内蔵バッテリーなどから電源が供給されて非常灯が点灯します。 併用型は、組込型と同じように1つの照明器具で通常電灯と非常灯の役目を果たすので、照明スペースが狭くても必要な照明数を設置することが可能です。 非常灯の交換時期の目安 非常灯の交換時期の目安は、器具が8~10年で、光源は以下の期間です。...

非常灯とは?種類や比較ポイントを紹介

オフィスや商業施設などでは、非常灯の設置が義務付けられています。非常灯を正しく設置しなかった場合、禁固刑や罰金刑など重い罰が課せられてしまうため、建物の管理者は非常灯を正しく設置しなければなりません。 しかし、非常灯には複数の種類があるため、どの製品を選んだら良いのかわからない人も多いでしょう。 そこで今回は、非常灯の種類を用途や特徴とあわせて解説していきます。記事内では非常灯の交換目安や取り扱いメーカーなどもご紹介しているので、ぜひ参考にしてください。 目次 非常灯とは 非常灯の種類・用途 専用型 組込型 併用型 非常灯の交換時期の目安 非常灯の選び方・比較ポイント 非常灯を扱う主なメーカー 非常灯とは 非常灯とは、火災や地震などで停電が起きた際に、建物内や避難経路などを照らし出す照明器具です。建物内にいる人が安全に避難するためだけでなく、消防隊がスムーズに救助活動を行うためにも非常灯は役立っています。 非常灯は器具に備え付けられている蓄電池や電源を使用して点灯するため、火災や地震が起きても停電の影響を受けずに点灯し続けられる点が特徴です。 なお、非常灯は建築基準法で特定の基準を満たす建物に対して設置が義務付けられています。 非常灯の種類・用途 ここでは、非常灯の種類を用途とともにご紹介していきます。 専用型 専用型とは、何もないときは消灯しており、災害などで停電が起きた際は点灯するタイプの非常灯です。専用型には天井から飛び出るタイプの直付型のほか、天井に埋め込めるタイプの埋込型があります。 高い場所に設置する場合は、脚立の持ち運び不要で複数の器具をまとめて点検できる、リモコン自己点検機能タイプを選択すると便利です。 専用型の非常灯は、主にホテルなどの客室やテナントビル、大型ショッピングモール、コンサート会場などに設置されています。 組込型 組込型とは、一般的なの照明機能を持つ電灯と、非常灯機能を持つ電灯が1つの照明器具に組み込まれている非常灯です。 組込型は1つで2つの照明機能をまかなえるので、照明の設置スペースが狭くても簡単に必要な照明数を設置できます。また、組込型は平常時と非常時で光源を使い分けているため、非常時用の光源の寿命を専用型より長くすることも可能です。 併用型 併用型とは、1つの光源で通常電灯と非常用電灯の役目を果たせる非常灯です。何もないときは一般的な照明器具として点灯していますが、地震や火災などで停電が起きた際は、電源供給がストップしても、内蔵バッテリーなどから電源が供給されて非常灯が点灯します。 併用型は、組込型と同じように1つの照明器具で通常電灯と非常灯の役目を果たすので、照明スペースが狭くても必要な照明数を設置することが可能です。 非常灯の交換時期の目安 非常灯の交換時期の目安は、器具が8~10年で、光源は以下の期間です。...

誘導灯とは?種類や比較ポイントを紹介

誘導灯とは?種類や比較ポイントを紹介

誘導灯とは、地震や火事などで避難が必要になった場合に、人々を安全に避難口まで誘導する目的で、消防法で設置が義務付けられている照明器具です。 ただし、誘導灯は建物の大きさや設置場所などによって使用できるタイプや大きさなどが異なるため、好きな物を好きな場所に設置することはできません。 そこで今回は、誘導灯の概要や種類、比較ポイントなどを紹介します。最後に誘導灯を取り扱うメーカーも紹介しますので、あわせてご覧ください。 目次 誘導灯とは 誘導灯の種類・用途 A級 B級 C級 避難口誘導灯 通路誘導灯 誘導灯の交換時期の目安 誘導灯の選び方・比較ポイント 誘導灯を扱う主なメーカー 誘導灯とは 誘導灯とは、安全かつ容易に避難できるよう、避難口や避難経路を示すための照明器具です。 誘導灯は、各地方自治体の火災予防条例や消防法施行令第26条などの規則により、旅館や商業施設のように人が大勢集まる場所での設置が義務付けられています。 誘導灯は普段、常用電源で点灯していますが、火事や地震などで電源の供給がなくなると自動的に非常電源へ切り替わるため、停電時でも避難口や避難経路を明るく照らすことが可能です。 誘導灯の種類・用途 この項目では、誘導灯の種類を用途と共にご紹介します。 A級 A級の誘導灯は表示面の縦寸法が0.4m以上で、避難の方向を示すシンボルマークがないものは60m、シンボルマークがあるものは避難口が40m、通路は20mの間隔で設置基準が設けられています。 具体的には以下の誘導灯がA級に区分されます。 避難口誘導灯 光輝度誘導灯40形 大型誘導灯(40形x2タイプ) 通路誘導灯 光輝度誘導灯40形 大型誘導灯(40形x2タイプ) A級の誘導灯はもっともサイズが大きいため、百貨店や駅などの最終出口に設置されることが多いです。...

誘導灯とは?種類や比較ポイントを紹介

誘導灯とは、地震や火事などで避難が必要になった場合に、人々を安全に避難口まで誘導する目的で、消防法で設置が義務付けられている照明器具です。 ただし、誘導灯は建物の大きさや設置場所などによって使用できるタイプや大きさなどが異なるため、好きな物を好きな場所に設置することはできません。 そこで今回は、誘導灯の概要や種類、比較ポイントなどを紹介します。最後に誘導灯を取り扱うメーカーも紹介しますので、あわせてご覧ください。 目次 誘導灯とは 誘導灯の種類・用途 A級 B級 C級 避難口誘導灯 通路誘導灯 誘導灯の交換時期の目安 誘導灯の選び方・比較ポイント 誘導灯を扱う主なメーカー 誘導灯とは 誘導灯とは、安全かつ容易に避難できるよう、避難口や避難経路を示すための照明器具です。 誘導灯は、各地方自治体の火災予防条例や消防法施行令第26条などの規則により、旅館や商業施設のように人が大勢集まる場所での設置が義務付けられています。 誘導灯は普段、常用電源で点灯していますが、火事や地震などで電源の供給がなくなると自動的に非常電源へ切り替わるため、停電時でも避難口や避難経路を明るく照らすことが可能です。 誘導灯の種類・用途 この項目では、誘導灯の種類を用途と共にご紹介します。 A級 A級の誘導灯は表示面の縦寸法が0.4m以上で、避難の方向を示すシンボルマークがないものは60m、シンボルマークがあるものは避難口が40m、通路は20mの間隔で設置基準が設けられています。 具体的には以下の誘導灯がA級に区分されます。 避難口誘導灯 光輝度誘導灯40形 大型誘導灯(40形x2タイプ) 通路誘導灯 光輝度誘導灯40形 大型誘導灯(40形x2タイプ) A級の誘導灯はもっともサイズが大きいため、百貨店や駅などの最終出口に設置されることが多いです。...

分電盤とは?種類や比較ポイントを紹介

分電盤とは?種類や比較ポイントを紹介

建物内に電気を安全に送電するためには、分電盤の設置が欠かせません。分電盤には家庭用だけでなく、工場や店舗などの大型施設で使用するもの、太陽光発電に対応したものなど、複数の種類があります。そのため、どのタイプを使用するべきか事前に把握しておくことが必要です。 そこで今回は、分電盤の種類を用途と共にご紹介します。記事内では分電盤の選び方や取り扱いメーカー、取り替え時期の目安なども解説しているため、あわせてご覧ください。 目次 分電盤とは 分電盤の種類・用途 住宅分電盤 電灯分電盤 動力分電盤 電灯動力分電盤 テナント用分電盤 自立型分電盤 開閉器盤・引込盤 太陽光発電用盤類 パイプシャフト室用分電盤 増設用分電盤 EV・PHEV回路付 分電盤の交換時期の目安 分電盤の選び方・比較ポイント 分電盤を扱う主なメーカー 分電盤とは 分電盤とは配電盤から送られてきた電気を、コンセント・エアコン・照明など、さまざまな電気機器へ送るための装置です。分電盤の中には安全ブレーカーや漏電ブレーカーが入っており、通電中に過電流や漏電が起きても発煙や火災などの事故が起きないように制御されています。 分電盤は、一般家庭だと洗面所や玄関、勝手口などに設置してあるケースが多いです。一方、オフィスなどの分電盤は多くの場合、各階に設置されています。 漏電遮断器の種類・用途 この項目では、分電盤の種類を用途と共にご紹介していきます。 住宅分電盤 住宅分電盤とは、電力会社から供給される電力を一般住宅の照明やコンセントに供給するための分電盤です。過電流や漏電などの異常が検知されると、自動的に安全ブレーカーや漏電ブレーカーが落ちるため、もしものときも発煙や発火などの事故を防ぐことが可能です。 住宅分電盤に送られてきた電気は、リミッター・主幹ブレーカー・分岐ブレーカーの順に経由し、各回路に振り分けられます。各装置には安全性を高める機能が備わっており、それぞれが家庭の電力安全を守るために作動しています。 電灯分電盤 電灯分電盤とは単相の100Vおよび200Vの分電盤で、主に100Vの照明やコンセント電源として使用されています。住宅用分電盤と似ていますが、電灯分電盤はその名のとおり、コンセント回路や照明回路を担当する分電盤です。電灯分電盤は、金属または樹脂製の箱の中に収められています。幹線から送られてきた電気を開閉する配線用遮断器(主幹)と、分岐ブレーカーが内蔵されており、エリア別または回路別に電気を分けていく仕組みです。 動力分電盤...

分電盤とは?種類や比較ポイントを紹介

建物内に電気を安全に送電するためには、分電盤の設置が欠かせません。分電盤には家庭用だけでなく、工場や店舗などの大型施設で使用するもの、太陽光発電に対応したものなど、複数の種類があります。そのため、どのタイプを使用するべきか事前に把握しておくことが必要です。 そこで今回は、分電盤の種類を用途と共にご紹介します。記事内では分電盤の選び方や取り扱いメーカー、取り替え時期の目安なども解説しているため、あわせてご覧ください。 目次 分電盤とは 分電盤の種類・用途 住宅分電盤 電灯分電盤 動力分電盤 電灯動力分電盤 テナント用分電盤 自立型分電盤 開閉器盤・引込盤 太陽光発電用盤類 パイプシャフト室用分電盤 増設用分電盤 EV・PHEV回路付 分電盤の交換時期の目安 分電盤の選び方・比較ポイント 分電盤を扱う主なメーカー 分電盤とは 分電盤とは配電盤から送られてきた電気を、コンセント・エアコン・照明など、さまざまな電気機器へ送るための装置です。分電盤の中には安全ブレーカーや漏電ブレーカーが入っており、通電中に過電流や漏電が起きても発煙や火災などの事故が起きないように制御されています。 分電盤は、一般家庭だと洗面所や玄関、勝手口などに設置してあるケースが多いです。一方、オフィスなどの分電盤は多くの場合、各階に設置されています。 漏電遮断器の種類・用途 この項目では、分電盤の種類を用途と共にご紹介していきます。 住宅分電盤 住宅分電盤とは、電力会社から供給される電力を一般住宅の照明やコンセントに供給するための分電盤です。過電流や漏電などの異常が検知されると、自動的に安全ブレーカーや漏電ブレーカーが落ちるため、もしものときも発煙や発火などの事故を防ぐことが可能です。 住宅分電盤に送られてきた電気は、リミッター・主幹ブレーカー・分岐ブレーカーの順に経由し、各回路に振り分けられます。各装置には安全性を高める機能が備わっており、それぞれが家庭の電力安全を守るために作動しています。 電灯分電盤 電灯分電盤とは単相の100Vおよび200Vの分電盤で、主に100Vの照明やコンセント電源として使用されています。住宅用分電盤と似ていますが、電灯分電盤はその名のとおり、コンセント回路や照明回路を担当する分電盤です。電灯分電盤は、金属または樹脂製の箱の中に収められています。幹線から送られてきた電気を開閉する配線用遮断器(主幹)と、分岐ブレーカーが内蔵されており、エリア別または回路別に電気を分けていく仕組みです。 動力分電盤...