電材部品ブログ

業務用換気扇とは?種類や比較ポイントを紹介

業務用換気扇とは?種類や比較ポイントを紹介

オフィスや病院、店舗、ビルなど大きな施設では一般的な換気扇では間に合わず、業務用換気扇という大きな換気装置を設置します。ただし、業務用換気扇にはさまざまな種類があるため、目的や設置場所に応じて適切なタイプを選ばなくてはなりません。 そこで今回は、業務用換気扇の概要や種類、選び方をご紹介します。記事内では業務用換気扇の交換時期や取り扱いメーカーもご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。 目次 業務用換気扇とは 業務用換気扇の種類・用途 産業用換気扇 送風機 シロッコファン エアーカーテン 業務用換気扇の交換時期の目安 業務用換気扇の選び方・比較ポイント 業務用換気扇を扱う主なメーカー 業務用換気扇とは 業務用換気扇とは、空気を効率良く入れ替え、オフィスや病院、店舗、ビルなどの施設で快適な空間を作り出す大型の換気扇です。業務用換気扇は一般的な換気扇と違い、熱を回収するタイプや加湿機能・空気清浄機付き、業務用エアコンと連動する省エネタイプなど、機能性が高い点が特徴です。 ただし、業務用換気扇は排気専用なので給気運転できません。そのため、給気したい場合は有圧換気扇を利用しましょう。 業務用換気扇の種類・用途 この項目では、業務用換気扇の種類を用途と一緒にご紹介します。 産業用換気扇 産業用換気扇とは、工場や駐車場、店舗などの空気環境を改善する業務用換気扇です。具体的には、屋上換気扇のルーフファンや、中性能フィルタ付き給気装置のクリーンファンなどがあります。 産業用換気扇は、建物内で生産・保管される製品の品質を管理したり、維持したりするために使用されます。加えて、サーバールームの熱を逃がしたり、工場内にこもりやすいホコリや有害物質などを外に排出したりすることも可能です。 シロッコファン シロッコファンとは、縦長の板状のファンが筒状にとりつけられている換気装置です。主に、キッチンの換気扇として使用されています。 シロッコファンを回転させると、周辺の空気が吸い込まれ、シロッコファンに続くダクトから屋外に排出します。シロッコファンは空気の排出先をダクトで操作できるため、屋外から遠い場所でも設置できる点が大きなメリットです。また、直接屋外に空気を排出しないので、風の影響を受ける心配もありません。 エアーカーテン エアーカーテンとは、出入口の上部や横から空気を出し、外気や虫、ホコリが室内に入り込むのを防ぐものです。エアーカーテンは、ファンや送風機で屋内の空気を吸い込み、上方に高速で噴出することで、屋内と外気の間に空気の壁をつくり、外気を屋内に侵入させないようにします。 エアーカーテンは、ドアを開放している状態でも十分に機能します。そのため、作業効率のアップを目的として、工場や倉庫の出入口に設置されるケースが多いです。また、清潔な環境を保つ必要がある医療現場や工場では、空気を循環させる目的でエアーカーテンを天井に設置するケースもあります。 業務用換気扇の交換時期の目安 業務用換気扇の耐用年数は、本体が15年、ファンなどの部品が6年です。そのため、設置から6年または15年が経過したら交換を検討する時期といえます。 ただし、「ファンの回転音に違和感がある」「吸い込む力が弱くなった」「電源を入れても動かないときがある」などの異常が見られたときは、すぐに交換を検討しましょう。業務用換気扇は適切なタイミングで交換しなければ、正常に機能しないだけでなく、モーターの劣化や汚れの蓄積が原因で火災を起こす可能性があります 業務用換気扇の選び方・比較ポイント...

業務用換気扇とは?種類や比較ポイントを紹介

オフィスや病院、店舗、ビルなど大きな施設では一般的な換気扇では間に合わず、業務用換気扇という大きな換気装置を設置します。ただし、業務用換気扇にはさまざまな種類があるため、目的や設置場所に応じて適切なタイプを選ばなくてはなりません。 そこで今回は、業務用換気扇の概要や種類、選び方をご紹介します。記事内では業務用換気扇の交換時期や取り扱いメーカーもご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。 目次 業務用換気扇とは 業務用換気扇の種類・用途 産業用換気扇 送風機 シロッコファン エアーカーテン 業務用換気扇の交換時期の目安 業務用換気扇の選び方・比較ポイント 業務用換気扇を扱う主なメーカー 業務用換気扇とは 業務用換気扇とは、空気を効率良く入れ替え、オフィスや病院、店舗、ビルなどの施設で快適な空間を作り出す大型の換気扇です。業務用換気扇は一般的な換気扇と違い、熱を回収するタイプや加湿機能・空気清浄機付き、業務用エアコンと連動する省エネタイプなど、機能性が高い点が特徴です。 ただし、業務用換気扇は排気専用なので給気運転できません。そのため、給気したい場合は有圧換気扇を利用しましょう。 業務用換気扇の種類・用途 この項目では、業務用換気扇の種類を用途と一緒にご紹介します。 産業用換気扇 産業用換気扇とは、工場や駐車場、店舗などの空気環境を改善する業務用換気扇です。具体的には、屋上換気扇のルーフファンや、中性能フィルタ付き給気装置のクリーンファンなどがあります。 産業用換気扇は、建物内で生産・保管される製品の品質を管理したり、維持したりするために使用されます。加えて、サーバールームの熱を逃がしたり、工場内にこもりやすいホコリや有害物質などを外に排出したりすることも可能です。 シロッコファン シロッコファンとは、縦長の板状のファンが筒状にとりつけられている換気装置です。主に、キッチンの換気扇として使用されています。 シロッコファンを回転させると、周辺の空気が吸い込まれ、シロッコファンに続くダクトから屋外に排出します。シロッコファンは空気の排出先をダクトで操作できるため、屋外から遠い場所でも設置できる点が大きなメリットです。また、直接屋外に空気を排出しないので、風の影響を受ける心配もありません。 エアーカーテン エアーカーテンとは、出入口の上部や横から空気を出し、外気や虫、ホコリが室内に入り込むのを防ぐものです。エアーカーテンは、ファンや送風機で屋内の空気を吸い込み、上方に高速で噴出することで、屋内と外気の間に空気の壁をつくり、外気を屋内に侵入させないようにします。 エアーカーテンは、ドアを開放している状態でも十分に機能します。そのため、作業効率のアップを目的として、工場や倉庫の出入口に設置されるケースが多いです。また、清潔な環境を保つ必要がある医療現場や工場では、空気を循環させる目的でエアーカーテンを天井に設置するケースもあります。 業務用換気扇の交換時期の目安 業務用換気扇の耐用年数は、本体が15年、ファンなどの部品が6年です。そのため、設置から6年または15年が経過したら交換を検討する時期といえます。 ただし、「ファンの回転音に違和感がある」「吸い込む力が弱くなった」「電源を入れても動かないときがある」などの異常が見られたときは、すぐに交換を検討しましょう。業務用換気扇は適切なタイミングで交換しなければ、正常に機能しないだけでなく、モーターの劣化や汚れの蓄積が原因で火災を起こす可能性があります 業務用換気扇の選び方・比較ポイント...

ルームエアコン用の配線・コンセントとは?種類や比較ポイントを紹介

ルームエアコン用の配線・コンセントとは?種類や比較ポイントを紹介

ルームエアコンを設置するためには、専用の配線とコンセントが必要です。ルームエアコンには複数の種類があり、種類や電圧によって使用できる配線やコンセントが異なるため、設置する際は適した配線とコンセントの種類を把握しておきましょう。 今回は、ルームエアコン用の配線やコンセントを使用する機器の種類、および配線やコンセントの交換時期などをご紹介していきます。 目次 ルームエアコン用の配線・コンセントとは ルームエアコン用の配線・コンセントを使用する機器の種類・用途 ルームエアコン 暖房強化(寒冷地)エアコン ハウジングエアコン システムマルチエアコン ルームエアコン用の配線・コンセントの交換時期の目安 ルームエアコン用の配線・コンセントの選び方・比較ポイント ルームエアコン用の配線・コンセントを扱う主なメーカー ルームエアコン用の配線・コンセントとは ルームエアコン用の配線は、家庭用のエアコンに使用されるケーブルで、室内機と室外機をつなぐ際に使用されます。配線内では電源だけでなく、電気信号も運ぶ必要があるので、適切なケーブルを選ばなければなりません。 ルームエアコン用のコンセントとは、ブレーカーから単独でつながっている家庭用エアコン専用コンセントです。ルームエアコンは電化製品のなかでも消費電力が大きいため、一般的なコンセントではなく、エアコン専用のコンセントに接続する必要があります。 ルームエアコン用の配線・コンセントを使用する機器の種類・用途 ルームエアコン用の配線とコンセントを使用する機器の種類を、用途とともにご紹介いたします。 ルームエアコン ルームエアコンとは、戸建て住宅やアパート、マンションなど、一般家庭で使用されるエアコンの総称です。ルームエアコンは冷房だけでなく、暖房機能も備わっているタイプが主流です。 ルームエアコンはさまざまなメーカーから発売されていますが、各メーカー省エネ機能や加湿機能、内部クリーン機能などを搭載している上位機種から、基本機能のみを搭載している安価な機種まで幅広く展開しています。近年の猛暑で熱中症が危惧されるようになり、ルームエアコンの売上は増加しています。 暖房強化(寒冷地)エアコン 暖房強化(寒冷地)エアコンとは、一般的なルームエアコンと異なり、外気が極端に低い場所でも効率的に暖房機能を稼働させられるエアコンです。暖房強化(寒冷地)エアコンのなかには、運転開始数分で高温風を吹き出す「スピード暖房機能」が付いているタイプもあります。 寒冷地では、一般的なルームエアコンを使用すると室外機や水道管が凍結しやすいです。しかし、暖房強化(寒冷地)エアコンには凍結防止機能が備わっているため、凍結による故障リスクを軽減できます。 ハウジングエアコン ビルトイン ハウジングエアコンとは、壁掛けタイプ以外のルームエアコンです。ハウジングエアコンには、天井に埋め込める天井埋込カセット形、壁に埋め込める壁埋込型、カウンター下などに直置きできる床置形、気流の吹き出し位置を自由に設計できるアメニティビルトイン形など、さまざまな種類があります。 ハウジングエアコンは設置場所の選択肢が広いので、空調効率の良い場所に設置できる点が特徴です。また、インテリアの邪魔になりにくいといったメリットもあります。 システムマルチエアコン システムマルチエアコンとは、1台の室外機に対して最大5台までの室内機を連動できるルームエアコンです。通常、ルームエアコンは室外機のパワーがたまっていないと、スイッチを入れても暖かい空気や冷たい空気が出てきません。 システムマルチエアコンは、連動している室内機が1台でも稼働していると、ほかの室内機はすぐにフルパワーで暖房や冷房を使用できます。ただし、室外機が故障すると、連動しているすべての室内機が使用できなくなってしまう点がデメリットです。...

ルームエアコン用の配線・コンセントとは?種類や比較ポイントを紹介

ルームエアコンを設置するためには、専用の配線とコンセントが必要です。ルームエアコンには複数の種類があり、種類や電圧によって使用できる配線やコンセントが異なるため、設置する際は適した配線とコンセントの種類を把握しておきましょう。 今回は、ルームエアコン用の配線やコンセントを使用する機器の種類、および配線やコンセントの交換時期などをご紹介していきます。 目次 ルームエアコン用の配線・コンセントとは ルームエアコン用の配線・コンセントを使用する機器の種類・用途 ルームエアコン 暖房強化(寒冷地)エアコン ハウジングエアコン システムマルチエアコン ルームエアコン用の配線・コンセントの交換時期の目安 ルームエアコン用の配線・コンセントの選び方・比較ポイント ルームエアコン用の配線・コンセントを扱う主なメーカー ルームエアコン用の配線・コンセントとは ルームエアコン用の配線は、家庭用のエアコンに使用されるケーブルで、室内機と室外機をつなぐ際に使用されます。配線内では電源だけでなく、電気信号も運ぶ必要があるので、適切なケーブルを選ばなければなりません。 ルームエアコン用のコンセントとは、ブレーカーから単独でつながっている家庭用エアコン専用コンセントです。ルームエアコンは電化製品のなかでも消費電力が大きいため、一般的なコンセントではなく、エアコン専用のコンセントに接続する必要があります。 ルームエアコン用の配線・コンセントを使用する機器の種類・用途 ルームエアコン用の配線とコンセントを使用する機器の種類を、用途とともにご紹介いたします。 ルームエアコン ルームエアコンとは、戸建て住宅やアパート、マンションなど、一般家庭で使用されるエアコンの総称です。ルームエアコンは冷房だけでなく、暖房機能も備わっているタイプが主流です。 ルームエアコンはさまざまなメーカーから発売されていますが、各メーカー省エネ機能や加湿機能、内部クリーン機能などを搭載している上位機種から、基本機能のみを搭載している安価な機種まで幅広く展開しています。近年の猛暑で熱中症が危惧されるようになり、ルームエアコンの売上は増加しています。 暖房強化(寒冷地)エアコン 暖房強化(寒冷地)エアコンとは、一般的なルームエアコンと異なり、外気が極端に低い場所でも効率的に暖房機能を稼働させられるエアコンです。暖房強化(寒冷地)エアコンのなかには、運転開始数分で高温風を吹き出す「スピード暖房機能」が付いているタイプもあります。 寒冷地では、一般的なルームエアコンを使用すると室外機や水道管が凍結しやすいです。しかし、暖房強化(寒冷地)エアコンには凍結防止機能が備わっているため、凍結による故障リスクを軽減できます。 ハウジングエアコン ビルトイン ハウジングエアコンとは、壁掛けタイプ以外のルームエアコンです。ハウジングエアコンには、天井に埋め込める天井埋込カセット形、壁に埋め込める壁埋込型、カウンター下などに直置きできる床置形、気流の吹き出し位置を自由に設計できるアメニティビルトイン形など、さまざまな種類があります。 ハウジングエアコンは設置場所の選択肢が広いので、空調効率の良い場所に設置できる点が特徴です。また、インテリアの邪魔になりにくいといったメリットもあります。 システムマルチエアコン システムマルチエアコンとは、1台の室外機に対して最大5台までの室内機を連動できるルームエアコンです。通常、ルームエアコンは室外機のパワーがたまっていないと、スイッチを入れても暖かい空気や冷たい空気が出てきません。 システムマルチエアコンは、連動している室内機が1台でも稼働していると、ほかの室内機はすぐにフルパワーで暖房や冷房を使用できます。ただし、室外機が故障すると、連動しているすべての室内機が使用できなくなってしまう点がデメリットです。...

電灯盤・動力盤・配電盤・制御盤とは?違いを解説

電灯盤・動力盤・配電盤・制御盤とは?違いを解説

建物内の設備を安全に効率よく動かすためには、電灯盤・動力盤・配電盤・制御盤が正しく動いている必要があります。ただし、電灯盤・動力盤・配電盤・制御盤は見た目が似ていることもあり、いったいどのような働きをしているのかわからない人も多いでしょう。 今回は、電灯盤・動力盤・配電盤・制御盤の役割や、それぞれの見分け方を解説していきます。 目次 電灯盤 動力盤 配電盤 制御盤 電灯盤 電灯盤とは、単相の100Vまたは200Vに対応している分電盤です。主に、一般家庭に設置されている100Vのコンセントや照明の電源として使用されるため、機械や大型の設備の電源用として使用されることはありません。 電灯版の内部には、メインブレーカーと子ブレーカーが内蔵されています。メインブレーカーは、電線や配線器具へ過度に負担がかかったり、漏電を検知したりすると自動で回路を遮断するブレーカーです。子ブレーカーは、20Aブレーカーが125%使用されると1時間以内に回路を遮断します。 電灯盤を動力盤や配電盤、制御盤と見分ける方法は、設置場所と見た目です。電灯盤は、主に戸建てやマンションなどの一般家庭の玄関や勝手口などに設置されています。工場や商業施設などの大型施設ではあまり見かけません。また、電灯盤の外観には「電灯盤」「L-1-2」「電灯盤-3」などと書かれていることがあります。 動力盤 動力盤とは、工場やビルなどの大型施設でポンプやエアコン、ファンなどの大型機械を動かすための電気を供給する装置です。動力盤の電圧は三相200Vなので、単相より少ない電流で大きな電力を供給できます。 また、動力盤は大型機械へ電機を供給するだけでなく、以下のように機械や動力源を管理・制御するための役割も担っています。 種類 概要 電力供給の制御 センサーの監視 センサーから情報を受け取り、機械の状態やプロセスの進行を監視する モーターの制御 供給先のモーターが必要な速度や力で動作するよう制御する 安全機能の制御 異常を検知すると安全機能を作動させて、供給先の安全を確保する 動力盤を電力盤や配電盤、制御盤と見分ける方法は、見た目や設置場所、および内部構造です。動力盤の見た目は大型の金属箱で、大型施設の機械室や屋上、駐車場などに設置されています。また、内部には大型のブレーカーやスイッチなどが組み込まれており、供給先の制御を直接操作できる点が特長です。 配電盤 配電盤とは、発電所から送電された電気を受電する装置です。受電した電気を分電盤に送電したり、発電所から受電した電気の電圧を下げたりする役割を担っています。 中でも、電圧を下げる作業は配電盤の大きな役割です。発電所から受電する電気は6,000Vと高圧なため、そのままでは使用できません。そこで、配電盤内に組み込まれている変圧器を使い、分電盤へ送電できるよう100Vや200Vまで電圧を下げます。 配電盤は、フレームパイプ式の「オープンフレーム式」、金属製の大型な箱に機器が収納されている「キュービクル式」の2種類ですが、安全性の高さから現在ではキュービクル式を採用するケースが多いです。 配電盤を動力盤や電力盤、制御盤と見分けるには、まず扉の正面に記載されている表記を確認しましょう。配電盤には「変電設備」「高圧危険」などの文字が、オレンジ色や赤色で表記されています。 制御盤...

電灯盤・動力盤・配電盤・制御盤とは?違いを解説

建物内の設備を安全に効率よく動かすためには、電灯盤・動力盤・配電盤・制御盤が正しく動いている必要があります。ただし、電灯盤・動力盤・配電盤・制御盤は見た目が似ていることもあり、いったいどのような働きをしているのかわからない人も多いでしょう。 今回は、電灯盤・動力盤・配電盤・制御盤の役割や、それぞれの見分け方を解説していきます。 目次 電灯盤 動力盤 配電盤 制御盤 電灯盤 電灯盤とは、単相の100Vまたは200Vに対応している分電盤です。主に、一般家庭に設置されている100Vのコンセントや照明の電源として使用されるため、機械や大型の設備の電源用として使用されることはありません。 電灯版の内部には、メインブレーカーと子ブレーカーが内蔵されています。メインブレーカーは、電線や配線器具へ過度に負担がかかったり、漏電を検知したりすると自動で回路を遮断するブレーカーです。子ブレーカーは、20Aブレーカーが125%使用されると1時間以内に回路を遮断します。 電灯盤を動力盤や配電盤、制御盤と見分ける方法は、設置場所と見た目です。電灯盤は、主に戸建てやマンションなどの一般家庭の玄関や勝手口などに設置されています。工場や商業施設などの大型施設ではあまり見かけません。また、電灯盤の外観には「電灯盤」「L-1-2」「電灯盤-3」などと書かれていることがあります。 動力盤 動力盤とは、工場やビルなどの大型施設でポンプやエアコン、ファンなどの大型機械を動かすための電気を供給する装置です。動力盤の電圧は三相200Vなので、単相より少ない電流で大きな電力を供給できます。 また、動力盤は大型機械へ電機を供給するだけでなく、以下のように機械や動力源を管理・制御するための役割も担っています。 種類 概要 電力供給の制御 センサーの監視 センサーから情報を受け取り、機械の状態やプロセスの進行を監視する モーターの制御 供給先のモーターが必要な速度や力で動作するよう制御する 安全機能の制御 異常を検知すると安全機能を作動させて、供給先の安全を確保する 動力盤を電力盤や配電盤、制御盤と見分ける方法は、見た目や設置場所、および内部構造です。動力盤の見た目は大型の金属箱で、大型施設の機械室や屋上、駐車場などに設置されています。また、内部には大型のブレーカーやスイッチなどが組み込まれており、供給先の制御を直接操作できる点が特長です。 配電盤 配電盤とは、発電所から送電された電気を受電する装置です。受電した電気を分電盤に送電したり、発電所から受電した電気の電圧を下げたりする役割を担っています。 中でも、電圧を下げる作業は配電盤の大きな役割です。発電所から受電する電気は6,000Vと高圧なため、そのままでは使用できません。そこで、配電盤内に組み込まれている変圧器を使い、分電盤へ送電できるよう100Vや200Vまで電圧を下げます。 配電盤は、フレームパイプ式の「オープンフレーム式」、金属製の大型な箱に機器が収納されている「キュービクル式」の2種類ですが、安全性の高さから現在ではキュービクル式を採用するケースが多いです。 配電盤を動力盤や電力盤、制御盤と見分けるには、まず扉の正面に記載されている表記を確認しましょう。配電盤には「変電設備」「高圧危険」などの文字が、オレンジ色や赤色で表記されています。 制御盤...

空調部材とは?種類や用途について解説

空調部材とは?種類や用途について解説

エアコンや加湿器などの空調機器を設置する際は、保温材や架台、防振ゴム、ドレンホース、粘着テープ、非粘着テープ、パテ、フロンなどの空調部材を利用します。これらの部材を設置場所の特徴に合わせて選択することで、より長く快適に空調機器を利用することが可能です。 今回は、空調部材の種類を用途とともにご紹介します。記事の後半では空調部材を取り扱う主要メーカーもご紹介しているので、あわせてご覧ください。 目次 空調部材とは 空調部材の種類と用途 保温材 架台 防振ゴム ドレンホース 粘着テープ 非粘着テープ パテ フロン 空調部材を取り扱う主要メーカー フローバル 因幡電機産業 オーケー器材株式会社 パナソニック 空調部材とは 空調部材とは、エアコンや加湿器、空気清浄機など、空気を調整するために必要な機器の部品です。具体的には、保温材や架台、防振ゴム、ドレンホース、粘着テープ、非粘着テープ、パテ、フロンなどが空調部材にあたります。 空調部材は複数の種類があるため、使用する場面や目的に沿ったものを選ぶことが大切です。そうすることで、より快適な空間で過ごせるようになったり、作業が効率良く進むようになったりします。 空調部材の種類と用途 この項目では、空調部材の種類を用途とともにご紹介します。 保温材 保温材とは、空調配管を包む部材です。空調配管を保温材で包むことにより、外気の影響を受けることなく、一定の温度を保ちながら熱水や蒸気ガスなどを所定の場所へ運搬できます。 空調配管が外気の影響を受けてしまうと、運搬物の温度が変わってしまうだけでなく、配管内に結露や凍結が起こり、ガス漏れや壁材にシミを作る原因になってしまうので、空調配管は必ず保温材で包まなければなりません。 保温材の材質には、主にグラスウールやロックウール、発泡スチロールが使用されます。 種類 概要 グラスウール...

空調部材とは?種類や用途について解説

エアコンや加湿器などの空調機器を設置する際は、保温材や架台、防振ゴム、ドレンホース、粘着テープ、非粘着テープ、パテ、フロンなどの空調部材を利用します。これらの部材を設置場所の特徴に合わせて選択することで、より長く快適に空調機器を利用することが可能です。 今回は、空調部材の種類を用途とともにご紹介します。記事の後半では空調部材を取り扱う主要メーカーもご紹介しているので、あわせてご覧ください。 目次 空調部材とは 空調部材の種類と用途 保温材 架台 防振ゴム ドレンホース 粘着テープ 非粘着テープ パテ フロン 空調部材を取り扱う主要メーカー フローバル 因幡電機産業 オーケー器材株式会社 パナソニック 空調部材とは 空調部材とは、エアコンや加湿器、空気清浄機など、空気を調整するために必要な機器の部品です。具体的には、保温材や架台、防振ゴム、ドレンホース、粘着テープ、非粘着テープ、パテ、フロンなどが空調部材にあたります。 空調部材は複数の種類があるため、使用する場面や目的に沿ったものを選ぶことが大切です。そうすることで、より快適な空間で過ごせるようになったり、作業が効率良く進むようになったりします。 空調部材の種類と用途 この項目では、空調部材の種類を用途とともにご紹介します。 保温材 保温材とは、空調配管を包む部材です。空調配管を保温材で包むことにより、外気の影響を受けることなく、一定の温度を保ちながら熱水や蒸気ガスなどを所定の場所へ運搬できます。 空調配管が外気の影響を受けてしまうと、運搬物の温度が変わってしまうだけでなく、配管内に結露や凍結が起こり、ガス漏れや壁材にシミを作る原因になってしまうので、空調配管は必ず保温材で包まなければなりません。 保温材の材質には、主にグラスウールやロックウール、発泡スチロールが使用されます。 種類 概要 グラスウール...

空調配管化粧カバーとは?種類や用途について解説

空調配管化粧カバーとは?種類や用途について解説

空調配管化粧カバーは、エアコンの配管を守るだけでなく、外観を美しく見せるためにも重要な資材です。ただし、空調配管化粧カバーにはさまざまな種類があるので、それらの違いを把握しておく必要があります。 そこで今回は、空調配管化粧カバーの概要から、種類や用途まで解説していきます。記事の後半では空調配管化粧カバーの主な取り扱いメーカーもご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。 目次 空調配管化粧カバーとは 空調配管化粧カバーの種類と用途 壁面取り出し 平面エルボ ジョイント インターナルエルボ 空調配管化粧カバーを取り扱う主要メーカー フローバル株式会社 因幡電機産業 パナソニック 未来工業株式会社 バクマ工業株式会社 空調配管化粧カバーとは 空調配管化粧カバーとは、エアコンの室外機と室内機をつないでいる配管に取り付けるカバーのことです。 空調配管はテープを巻いて保護しますが、テープは5~7年で朽ちてしまうので見た目も悪くなりますし、雨風の影響を受けて劣化が早まってしまいます。しかし、空調配管を空調配管化粧カバーで覆っておくと、見た目を美しく保ちつつ、配管の劣化も防止できるので、エアコンを設置する際は空調配管化粧カバーを使用するケースが多いです。 空調配管化粧カバーの種類と用途 この項目では、空調配管カバーの種類を用途とともに解説していきます。 壁面取り出し 壁面取り出しとは、被覆銅管を壁から引き出す部分に使用する空調配管化粧カバーです。壁面取り出しは、以下のようにいくつかの種類があります。 種類 概要 壁面取り出しカバーPタイプ 既存の化粧プレートの上から取り付けられるよう、カバーにフランジ部が付いている 壁面取り出し後付用 配管より大きな穴が空いている壁でも美観を損なわないよう、ツバが付いている 換気エアコン用 換気式エアコンに対応した製品...

空調配管化粧カバーとは?種類や用途について解説

空調配管化粧カバーは、エアコンの配管を守るだけでなく、外観を美しく見せるためにも重要な資材です。ただし、空調配管化粧カバーにはさまざまな種類があるので、それらの違いを把握しておく必要があります。 そこで今回は、空調配管化粧カバーの概要から、種類や用途まで解説していきます。記事の後半では空調配管化粧カバーの主な取り扱いメーカーもご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。 目次 空調配管化粧カバーとは 空調配管化粧カバーの種類と用途 壁面取り出し 平面エルボ ジョイント インターナルエルボ 空調配管化粧カバーを取り扱う主要メーカー フローバル株式会社 因幡電機産業 パナソニック 未来工業株式会社 バクマ工業株式会社 空調配管化粧カバーとは 空調配管化粧カバーとは、エアコンの室外機と室内機をつないでいる配管に取り付けるカバーのことです。 空調配管はテープを巻いて保護しますが、テープは5~7年で朽ちてしまうので見た目も悪くなりますし、雨風の影響を受けて劣化が早まってしまいます。しかし、空調配管を空調配管化粧カバーで覆っておくと、見た目を美しく保ちつつ、配管の劣化も防止できるので、エアコンを設置する際は空調配管化粧カバーを使用するケースが多いです。 空調配管化粧カバーの種類と用途 この項目では、空調配管カバーの種類を用途とともに解説していきます。 壁面取り出し 壁面取り出しとは、被覆銅管を壁から引き出す部分に使用する空調配管化粧カバーです。壁面取り出しは、以下のようにいくつかの種類があります。 種類 概要 壁面取り出しカバーPタイプ 既存の化粧プレートの上から取り付けられるよう、カバーにフランジ部が付いている 壁面取り出し後付用 配管より大きな穴が空いている壁でも美観を損なわないよう、ツバが付いている 換気エアコン用 換気式エアコンに対応した製品...

パッケージエアコン用の配線・コンセントとは

パッケージエアコン用の配線・コンセントとは

パッケージエアコンを稼働させる際には、配線とコンセントを用意しなくてはなりません。パッケージエアコンには多くの種類があるため、設置場所や目的によって適するものが異なります。 そこで今回は、パッケージエアコンの種類や用途、交換時期の目安や選び方、比較ポイントを解説します。オフィスや施設、厨房などでパッケージエアコンの導入を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。 目次 パッケージエアコンとは パッケージエアコンの種類・用途 天カセ(1方向・2方向・4方向) 天吊 壁掛け 床置 厨房用 耐塩用 ワイヤード/ワイヤレス 単層 /三相 ペア/ツイン P40(1.5馬力)~ P280形(10馬力) パッケージエアコンの交換時期の目安 パッケージエアコンの選び方・比較ポイント パッケージエアコンを扱う主なメーカー パッケージエアコンとは パッケージエアコンとは、家庭用のルームエアコンではなく、レストランやオフィスなどの店舗で使用される業務用エアコンのことです。パッケージエアコンはルームエアコンより馬力が大きいため、広い空間でも効率良く空調できます。また、1台の室外機に対して、複数の室内機を連動できる点も大きな特徴です。 パッケージエアコンは室外機を電源につなぎ、室外機から室内機に給電しているので、室外機が稼働している間はすべての室内機が稼働します。 パッケージエアコンの種類・用途 この項目では、パッケージエアコンの種類を用途とともに解説します。 天カセ(1方向・2方向・4方向) 天カセとは、天井に埋め込むタイプのパッケージエアコンです。吹き出し口は1方向・2方向・4方向の3種類あります。 1方向の天カセは、部屋の隅に設置するのがおすすめです。2方向の天カセは、スリムな形状を保ちつつ吹き出し口が2方向にあるので、細長い部屋の天井や廊下に設置すると良いでしょう。そして、4方向の天カセは全方向から風が出てくるため、店舗や事務所の天井など、広い空間への設置がおすすめです。 天吊 天吊とは、天井に吊り下げて設置するタイプのパッケージエアコンです。埋め込む必要がないので、天カセより短い時間で施工できるうえ、工事費用も安く抑えられます。...

パッケージエアコン用の配線・コンセントとは

パッケージエアコンを稼働させる際には、配線とコンセントを用意しなくてはなりません。パッケージエアコンには多くの種類があるため、設置場所や目的によって適するものが異なります。 そこで今回は、パッケージエアコンの種類や用途、交換時期の目安や選び方、比較ポイントを解説します。オフィスや施設、厨房などでパッケージエアコンの導入を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。 目次 パッケージエアコンとは パッケージエアコンの種類・用途 天カセ(1方向・2方向・4方向) 天吊 壁掛け 床置 厨房用 耐塩用 ワイヤード/ワイヤレス 単層 /三相 ペア/ツイン P40(1.5馬力)~ P280形(10馬力) パッケージエアコンの交換時期の目安 パッケージエアコンの選び方・比較ポイント パッケージエアコンを扱う主なメーカー パッケージエアコンとは パッケージエアコンとは、家庭用のルームエアコンではなく、レストランやオフィスなどの店舗で使用される業務用エアコンのことです。パッケージエアコンはルームエアコンより馬力が大きいため、広い空間でも効率良く空調できます。また、1台の室外機に対して、複数の室内機を連動できる点も大きな特徴です。 パッケージエアコンは室外機を電源につなぎ、室外機から室内機に給電しているので、室外機が稼働している間はすべての室内機が稼働します。 パッケージエアコンの種類・用途 この項目では、パッケージエアコンの種類を用途とともに解説します。 天カセ(1方向・2方向・4方向) 天カセとは、天井に埋め込むタイプのパッケージエアコンです。吹き出し口は1方向・2方向・4方向の3種類あります。 1方向の天カセは、部屋の隅に設置するのがおすすめです。2方向の天カセは、スリムな形状を保ちつつ吹き出し口が2方向にあるので、細長い部屋の天井や廊下に設置すると良いでしょう。そして、4方向の天カセは全方向から風が出てくるため、店舗や事務所の天井など、広い空間への設置がおすすめです。 天吊 天吊とは、天井に吊り下げて設置するタイプのパッケージエアコンです。埋め込む必要がないので、天カセより短い時間で施工できるうえ、工事費用も安く抑えられます。...