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業務用換気扇とは?種類や比較ポイントを紹介

業務用換気扇とは?種類や比較ポイントを紹介

オフィスや病院、店舗、ビルなど大きな施設では一般的な換気扇では間に合わず、業務用換気扇という大きな換気装置を設置します。

ただし、業務用換気扇にはさまざまな種類があるため、目的や設置場所に応じて適切なタイプを選ばなくてはなりません。

そこで今回は、業務用換気扇の概要や種類、選び方をご紹介します。
記事内では業務用換気扇の交換時期や取り扱いメーカーもご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

業務用換気扇とは

業務用換気扇とは、空気を効率良く入れ替え、オフィスや病院、店舗、ビルなどの施設で快適な空間を作り出す大型の換気扇です。

業務用換気扇は一般的な換気扇と違い、熱を回収するタイプや加湿機能・空気清浄機付き、業務用エアコンと連動する省エネタイプなど、機能性が高い点が特徴です。

ただし、業務用換気扇は排気専用なので給気運転できません。そのため、給気したい場合は有圧換気扇を利用しましょう。

業務用換気扇の種類・用途

この項目では、業務用換気扇の種類を用途と一緒にご紹介します。

産業用換気扇

産業用換気扇

産業用換気扇とは、工場や駐車場、店舗などの空気環境を改善する業務用換気扇です。
具体的には、屋上換気扇のルーフファンや、中性能フィルタ付き給気装置のクリーンファンなどがあります。

産業用換気扇は、建物内で生産・保管される製品の品質を管理したり、維持したりするために使用されます。
加えて、サーバールームの熱を逃がしたり、工場内にこもりやすいホコリや有害物質などを外に排出したりすることも可能です。

シロッコファン

シロッコファン

シロッコファンとは、縦長の板状のファンが筒状にとりつけられている換気装置です。
主に、キッチンの換気扇として使用されています。

シロッコファンを回転させると、周辺の空気が吸い込まれ、シロッコファンに続くダクトから屋外に排出します。
シロッコファンは空気の排出先をダクトで操作できるため、屋外から遠い場所でも設置できる点が大きなメリットです。

また、直接屋外に空気を排出しないので、風の影響を受ける心配もありません。

エアーカーテン

エアーカーテン

エアーカーテンとは、出入口の上部や横から空気を出し、外気や虫、ホコリが室内に入り込むのを防ぐものです。
エアーカーテンは、ファンや送風機で屋内の空気を吸い込み、上方に高速で噴出することで、屋内と外気の間に空気の壁をつくり、外気を屋内に侵入させないようにします。

エアーカーテンは、ドアを開放している状態でも十分に機能します。
そのため、作業効率のアップを目的として、工場や倉庫の出入口に設置されるケースが多いです。

また、清潔な環境を保つ必要がある医療現場や工場では、空気を循環させる目的でエアーカーテンを天井に設置するケースもあります。

業務用換気扇の交換時期の目安

業務用換気扇の耐用年数は、本体が15年、ファンなどの部品が6年です。
そのため、設置から6年または15年が経過したら交換を検討する時期といえます。

ただし、「ファンの回転音に違和感がある」「吸い込む力が弱くなった」「電源を入れても動かないときがある」などの異常が見られたときは、すぐに交換を検討しましょう。

業務用換気扇は適切なタイミングで交換しなければ、正常に機能しないだけでなく、モーターの劣化や汚れの蓄積が原因で火災を起こす可能性があります

業務用換気扇の選び方・比較ポイント

業務用換気扇を選ぶ際は、部屋の広さに適した換気能力を持つものを選びましょう。
適切な換気能力(必要換気量)は、「必要換気量(?/h)=床面積あたりの換気量(?/㎡・h)×室面積(㎡)」で算出できます。

建築基準法では、1人あたり1時間で30㎡の換気量が必要と定められています。
30㎡の室内に10人の従業員がいる場所へ設置したい場合は、1時間あたり300㎡換気できる業務用換気扇を設置しましょう。

また、業務用換気扇を選ぶ際は、メンテナンスのしやすさも考慮したいところです。
部品を取り外せるタイプやフィルタ-交換できるタイプを選ぶと、長い期間使用できるので無駄な費用がかかりません。

業務用換気扇を扱う主なメーカー

業務用換気扇は、主に以下のメーカーで取り扱っています。
  • パナソニック ロゴパナソニック
  • 三菱電機 ロゴ三菱電機
  • 日本キヤリア ロゴ日本キヤリア (東芝キヤリア)

パナソニックの業務用換気扇は、静音性の高さが特徴です。
また、三菱の業務用換気扇はバリエーションが豊富で、さまざまな用途・目的に対応しています。

日本キヤリアの業務用換気扇は、換気効率と耐久性の高さに優れている点が特徴です。
メーカーごとに特徴が異なるので、ご自身が重視したいポイントをもとに購入先を選びましょう。

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