しかし、LEDライトはメーカーによって複数の種類があったり、用途や取り付け場所によって最適な種類が異なったりするため、それぞれの違いを把握しておくことが大切です。
そこで今回は、各メーカーが発売しているLEDベースライトの特徴や選び方、交換時期の目安などを紹介します。
記事の最後にはLEDベースライトを取り扱っているメーカーもご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
LEDベースライトとは
LEDベースライトとは、オフィスなどの天井照明に使用されるLEDを使用した照明器具です。シーリングライトと似ていますが、LEDベースライトはシーリングライトのようにローゼットを介す必要がなく、天井に直接設置できます。
LEDベースライトの目的は、室内をまんべんなく照らすことです。
そのため、設置する際は、暗い場所や極端に明るい場所ができないよう配置する必要があります。
LEDベースライトの種類・用途
この項目では、LEDベースライトの種類を用途とともに紹介します。iDシリーズ
20種類以上のライトバーと、40種類以上の器具本体から自由に選択し、それぞれを一体化させて使用できます。
iDシリーズは、蛍光灯を使用したベースライトと同等の明るさを保ちつつ、約51%~60%の省エネを実現します。
また、ライトバーは少ない工程で取り付けられるよう工夫されているため、高い場所でもスムーズな作業が可能です。
Myシリーズ
パナソニックのiDシリーズ同様、ライトバーと器具本体を複数の種類から選択して組み合わせられます。
高反射・広拡散の2層カバーと、高反射基板のトリプル構造や電源設計により高効率を実現した、省エネでランニングコストを削減できるLEDベースライトです。
スムーズに取り付けられる工夫が施されているほか、ホコリやすす汚れを付きにくくするコーティングも施されています。
TENQOO
21種類の本体器具と、12種類のライトバーを自由に組み合わせ、目的や設置場所に適したLEDベースライトを作り出せます。
省エネ効果が高く、LEDモジュールを独自構造でカバーの端部まで配置しているため、連結して使用してもシームレスなラインの光を演出できます。
人感センサー付きを採用すると、さらに省エネ効果を高めることが可能です。
LEDベースライトの交換時期の目安
LEDベースライトは、使用時間が30,000時間を超えると摩耗故障期に入ります。そのため、1日8時間点灯させたと考えた場合、LEDベースライトの交換時期は約10年が目安です。
ただし使用期間が10年未満でも、水滴のかかる場所で使用したり、高温・高湿状態で使用していたりすると、LEDモジュールや電子部品の劣化が進みやすくなります。
そのため、本体器具の劣化が見られたり、ライトバーの明るさが弱くなってきたと感じたりしたときは、早めに交換しましょう。
LEDベースライトの選び方・比較ポイント
LEDベースライトを選ぶ際は、まず各天井高に適した明るさを明確にしましょう。天井まで6~8mの場所であれば水銀ランプ250形器具相当、天井まで8~10mの場所であれば水銀ランプ400形器具または700形器具相当。
天井まで10~12mの場所であれば、水銀ランプ1,000形器具相当もしくは700形×2器具相当が適切です。
次に、LEDベースライトを設置する場所に適した配光タイプを選びます。
空間全体の明るさを確保したい場所には「広角配光」、床面や作業面の明るさを確保したい場所には「中角配光」がおすすめです。
LEDベースライトは設置場所によって適切な光色も異なります。
工場や倉庫など、色味をはっきりさせたい場所で使用する場合は昼白色、オフィスには白色、エステやマッサージルームなどには電球色がおすすめです。
LEDベースライトを扱う主なメーカー
LEDベースライトを扱う主なメーカーは、以下のとおりです。LEDベースライトはメーカーによって、機能やサイズ、取り付けのスムーズさや省エネ効果、選択できるライトや器具の種類などが大きく異なります。
設置場所に適切な製品を取り付けられるよう、各メーカーの製品を比較することが大切です。