しかし、防犯灯は設置場所や機能ごとにさまざまな種類があるため、どのタイプを選ぶべきか迷う人も多いでしょう。
そこで今回は、防犯灯の概要から種類、用途までわかりやすく解説してきます。
記事の後半では防犯灯の選び方や交換時期、取り扱いメーカーなども解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
防犯灯とは
防犯灯とは、犯罪の発生を抑制するための照明器具です。玄関だけでなく、車庫・窓・エクステリアなどに設置すると、周りが暗くなっても該当箇所を明るく照らせるので、不審者が近づいて来るリスクを軽減できます。
特に、人感センサー付きの防犯灯であれば、暗い場所でも人が近づくとライトが自動点灯するため、侵入や窃盗などの犯行抑止につながります。
防犯灯が設置されている場所は、不審者が下見に来たとしても「防犯意識が高い」と敬遠されるので、積極的な設置がおすすめです。
防犯灯の種類・用途
この項目では、防犯灯の種類を用途とともにご紹介します。人感センサー ON/OFFタイプ
センサー内から人が消えると一定時間後にライトが消灯するため、電力が無駄に消費され続ける心配はありません。
人感センサー ON/OFFタイプの防犯灯の中には、センサー内で人を一定時間以上感知すると、フラッシュライトに変化して不審者を驚かせるタイプもあります。
アウトドアライト/人感センサー付タイプ/スポットライト
センサー内に人が入り込むと自動でライトが点灯するので、夜になると目視しにくい庭やエクステリア内も、不審者が入り込んだ時点ですぐにわかります。
また、庭やエクステリアに防犯灯を設置すると、草木がやさしい光で照らし出されるので、防犯を兼ねながら安らぎの空間をつくり出すことも可能です。
防雨型ブラケット
防雨型ブラケットとは、雨や雪から機器を守る取付器具です。防犯灯に設置すると、屋外階段や外壁などに設置しても雨や雪でショートを起こす危険性を回避できます。
防雨型ブラケットを防犯灯に設置すると、光源を一方向だけでなく、上下や左右などに照射できるため、防犯灯の光にデザイン性を持たせることが可能です。
防雨型ブラケットは、落ち着いた雰囲気を出したいマンションやホテルの共有部分に使用されていることが多いです。
防犯灯の交換時期の目安
防犯灯の交換目安は、設置から10年です。防犯灯は現在LEDが主流です。LEDの寿命は40,000時間といわれていますが、防犯灯は10年経過するとランプ以外の部分(制御装置やカバーなど)の劣化が目立ってきます。
これらの部分が劣化すると、腐食や電気回路に異常をきたしてしまうので、防犯灯は10年を目安に買い替えが必要です。
防犯灯が設置から何年経っているかわからない場合は、本体横などに付いているラベルの製造ロットを確認してみましょう。
防犯灯の選び方・比較ポイント
防犯灯を選ぶ際は、防犯灯の電源をどこから調達するかを考えましょう。防犯灯の電源を供給する方法には、主に乾電池・電源・ソーラーパネルの3つです。
しかし、乾電池タイプは電池がなくなると正常に作動しません。
また、ソーラーパネルタイプはパネル部分が汚れたり、日中に光を上手く集められなかったりした場合は、肝心な夜間に上手く点灯しない点に注意が必要です。
電源タイプの防犯灯であれば、乾電池タイプやソーラーパネルタイプのように点灯の不具合を心配する必要はありませんが、設置するために工事をする手間や費用がかかる点がデメリットです。
防犯灯を扱う主なメーカー
防犯灯は、主に以下のメーカーで取り扱っています。防犯灯は、メーカーによって人感センサー付きのものや一定時間が経過するとフラッシュライトに変化するもの、顔識別カメラや録画と照明が連動するものなど、さまざまな種類があります。
防犯灯は犯罪抑止に大きく貢献する照明器具なので、安全を確保するために積極的な設置を検討しましょう。