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富士電線工業のVVFシリーズの特徴

富士電線工業のVVFシリーズの特徴

富士電線工業のVVFシリーズは、さまざまなユーザーのニーズに応えられるよう、豊富なラインナップで製品が展開されています。
そのため、中には「どのVVFを選んだら良いのかわからない」とお悩みの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回は、富士電線工業のVVFシリーズの特徴やおすすめの使用場所、各製品の選び方を紹介します。製品選びにお悩みの方は、ぜひ本記事を参考にしてみてください。

VVFシリーズの特徴

富士電線工業ではさまざまな電線やコードを取り扱っており、中でも屋内配線に特化したVVFシリーズは、全国で約25%のシェアを誇る主力製品です。
一般家屋や商業施設など、4軒に1軒は富士電線工業のVVFシリーズを使用しています。
富士電線工業のVVFシリーズは、絶縁体とシースが自己消火性なので、災害時における安全性が高いです。
また、絶縁体とシースに色が着いているため、回路識別しやすく、配線工事の際につなぎ間違いを起こしにくいといった特徴があります。

富士電線工業で取り扱っているVVFシリーズは、「VVF」「カラーVVF」「200タイプVVF」「E-VVF」「200タイプE-VVF」「E-VVFセパレートタイプ」「200タイプE-VVFセパレートタイプ」の7種類です。

VVFシリーズの商品ラインナップ

ここでは、富士電線工業のVVFシリーズをご紹介していきます。

VVF

富士電線工業のVVFは、住宅および建築物の屋内配線、またはエアコン配線用に使用できる配線用電線です。
VVFには2芯タイプと3芯タイプがあり、2芯タイプの絶縁体は黒・白の2色、3芯タイプの絶縁体は黒・白・赤の3色で作られています。
シースの色はどちらも灰色です。
配線コードの太さは、5.5mmと8mmの2種類用意されています。許容電流は2芯の5.5mmタイプが33アンペア、2芯の8mmタイプが42アンペア、3芯の5.5mmタイプが28アンペア、2芯の8mmタイプが36アンペアです。 使用温度は最高60度、最低マイナス25度~マイナス15度とされています。

カラーVVF

富士電線工業のカラーVVFも、住宅などの屋内配線、およびエアコン配線用に使用できる電線です。
シースが着色されているため、複雑な回路もシースの色別に配線工事を行えば、つなぎ間違いを防止できます。
シースの色は、絶縁体の色が黒・白・緑のうち、導体径1.6mmが赤と白の2色、2.0mmが赤・白・青の3色です。
絶縁体の色が黒・白または黒・白・赤のものは、赤・青・黒・白・茶・橙・クリームの7色で展開されています。
許容電流はシースおよび絶縁体の色に関係なく、3芯の1.6mmタイプが15アンペア、2.0mmタイプが20アンペア、2芯の1.6mmタイプが18アンペア、2.0mmタイプが23アンペアです。
使用温度は最高60度、最低マイナス25度~マイナス15度とされています。

200タイプVVF

富士電線工業の200タイプVVFは、エアコンやHI調理器具、エコキュートなど消費電力の大きい200V回路配線用に使用される電線です。
芯は絶縁体が黒・赤・緑に色分けされた3芯タイプのみ展開していますが、導体径は1.6mm、2.0mm、2.6mmの3タイプから選択できます。
絶縁体の厚さは1.6mmタイプと2.0mmタイプが共に平均0.72mm以上、2.6mmタイプのみ平均0.90以上と若干大きく作られているので、選ぶ際は注意しましょう。
許容電流は、1.6mmタイプが15アンペア、2.0mmタイプが20アンペア、2.6mmアンペアが27アンペアです。
使用温度は最高60度、最低マイナス25度~マイナス15度とされています。

E-VVF

富士電線工業のE-VVFは、接地極付きのコンセントに対応したアース付きの電線です。絶縁体とシースは自己消火性なので、万が一火災が起きたとしても耐火性に優れています。
また、絶縁体が黒・白・緑で色分けされているので、回線識別を簡単に行える点が特徴です。アースがシースの中に入っていますが、富士電線工業のE-VVFはアースの直径が1.6mmとコンパクトに設計されているため、狭い場所でも施工しやすいです。
展開している芯の数は2芯のみで、許容電流は23アンペア、使用温度は最高60度、マイナス25度~マイナス15度となっています。

200タイプE-VVF

富士電線工業の200タイプE-VVFは、接地極付きのコンセントに対応したアース付きの電線です。
200タイプE-VVFは、先ほどご紹介したE-VVFと同じく絶縁体とシースが自己消火性なので、耐火性に優れています。
ただし、許容電流は32アンペアとE-VVFより大きいため、電気自動車の充電設備や、IHクッキングヒーターなどのオール電化を施行する際の使用がおすすめです。
アース以外の絶縁体の厚さはE-VVFよりも各0.2mm厚いので、仕上がり外径がE-VVFより短径1mm、長径2mm長い点も違いといえます。
200タイプE-VVFは絶縁体が黒・赤・緑に色付けされているため、回線識別しやすいです。展開している芯の数は2芯のみで、使用温度は最高60度、最低マイナス25度~マイナス15度とされています。

E-VVFセパレートタイプ

富士電線工業のE-VVFセパレートタイプは、先にご紹介したE-VVFのアース線が露出したタイプです。
アース線が露出しているぶん分離しやすく、作業時間を短縮できるメリットがあります。
E-VVFセパレートタイプの芯は2本で、絶縁体は黒と白の2色に色分けされています。
そのため、施工時に回線識別しやすいです。許容電流はアース線がシース内に含まれているE-VVFと同じく23アンペアなので、施行場所によって使いやすい方を選択してみましょう。 E-VVFセパレートタイプの使用温度は、最高60度、最低マイナス25度~マイナス15度です。

200タイプE-VVFセパレートタイプ

富士電線工業の200タイプE-VVFセパレートタイプは、先にご紹介した200タイプE-VVFのアース線が露出した電線です。
導体は単線と撚線の2種類で、単線が「200タイプE-VVFセパレートタイプ 2x2.6mm+1.6mm」、撚線が「200タイプE-VVFセパレートタイプ 2x5.5mm+1x1.6mm」という品名で販売されています。
撚線タイプは柔軟性に優れているので、折り曲げやすさを重視する場合は、撚線タイプがおすすめです。

200タイプE-VVFセパレートタイプの絶縁体は、単線も撚線も黒・赤の2色で構成されています。ただし、許容電流は単線が32アンペア、撚線が33アンペアと若干違いがあるため、把握しておきましょう。

VVFシリーズの選び方・比較ポイント

富士電線工業のVVFシリーズは、まずアース線の有無で使用するシリーズを選びましょう。
アース線が必要ない場合は、「VVF」「カラーVVF」「200タイプVVF」の3つから適切な電線を選びます。

複雑な回路の配線工事を行う場合は「カラーVVF」、エアコン・HI調理器具・エコキュートなど、消費電力の大きい200V回路の配線工事を行う場合は「200タイプVVF」、その他の屋内配線は「VVF」がおすすめです。
アース線が必要な場合は、「E-VVF」「200タイプE-VVF」「E-VVFセパレートタイプ」「200タイプE-VVFセパレートタイプ」の4つから選択します。

費電力の大きい場所で使用する場合は「200タイプE-VVF」、そのうちアース線露出タイプを希望する場合は「200タイプE-VVFセパレートタイプ」がおすすめです。
一方、消費電力の小さい場所で使用する場合は「E-VVF」、そのうちアース線露出タイプを希望する場合は「E-VVFセパレートタイプ」をおすすめします。
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