新着情報詳細

ウオルボックスとは?種類や比較ポイントを紹介

ウオルボックスとは?

ウオルボックスとは、屋内や屋外で電気機器や電子機器を収納するためのボックスです。
ウオルボックスを使用すると機器をホコリや雨水などから防護できるため、故障やショートなどのリスクを軽減できます。

ただし、ウオルボックスにはいくつか種類があるので、施工前にはそれぞれの違いを把握しておかなければなりません。

そこで今回は、ウオルボックスの種類や用途について解説します。
記事後半では、交換の目安や選び方なども解説するので、ぜひ参考にしてみてください。

ウオルボックスとは

ウオルボックスとは、プラスチック製の防雨ボックスです。
ボックスの中には電気・電子機器が収納されており、屋内外のさまざまな環境から内部機器を保護します。

ウオルボックスは金属製のボックスよりも電波浸透性に優れているので、監視カメラ・無線LANアクセスポイント・ブロードバンド用通信機器などの周辺機器を収納するボックスとして適しています。

ちなみに、ウオルボックスは未来工業の商標なので、他社ではプラボックスなど別の名称で呼ばれていますが、製品の形や用途などは同じです。

ウオルボックスの種類・用途

ここでは、ウオルボックスの種類を用途とともに解説します。

タテ型

タテ型

タテ型とは、タテ方向に長いウオルボックスです。
横幅は狭いものの、縦に長さがあるので、縦長のブレーカーや漏電遮断器などを収納できます。

タテ型のウオルボックスは左右どちらかの片開きなので、扉1枚を開閉できるスペースがあれば設置可能です。
そのため、扉を開くスペースを広く取りにくい場所や、横幅が狭い場所にウオルボックスを設置したい場合は、タテ型が適しています。

ヨコ型

ヨコ型

ヨコ型とは、横方向に長いウオルボックスです。
タテ型のように縦幅はありませんが、横に長さがあるので、横長の漏電遮断器やブレーカー、コンセントなどの電気機器を収納する際に適しています。

ヨコ型のウオルボックスは、タテ型のように片開きタイプもありますが、観音開きタイプや扉が上向きに開くタイプもあります。

そのため、前面に扉を開くスペースが取りにくい場合は片開きや上開きタイプ、前面に扉を開くスペースが十分にある場合や、作業スペースを広く取りたい場合は観音開きタイプがおすすめです。

屋根付

屋根付

屋根付とは、ボックスの上部に小さい屋根が付いているウオルボックスです。

ウオルボックスはプラスチック製なので雨に強いですが、屋根が付いているウオルボックスであれば、雨が降っているときに扉を開けて作業をしても雨水が中へ落ちにくいため、より防雨性に優れています。

ウオルボックスはタテ型とヨコ型のどちらも屋根付タイプが販売されているので、より防雨性を高めたい場合は屋根付の利用がおすすめです。

情報ウオルボックス

ノーマルベンド

情報ウオルボックスとは、宅内ハブや、インターネット通信機器などの宅内情報機器を収納するためのボックスです。

屋内用と屋外用にわかれているだけでなく、タテ型とヨコ型、どちらのタイプも販売されているため、用途や設置場所に合わせて最適なタイプを選びやすくなっています。

また、情報ウオルボックスは、機器の熱がこもらないよう扉の一部がメッシュ加工されているものや、配線位置を自由に決められるよう、ボックスに樹脂製の穴あき基台が取り付けられているものもあります。

ウオルボックスの交換時期の目安

ウオルボックスは防雨性も高く、屋外用であれば耐候性も備えているので、比較的寿命は長いです。
しかし、紫外線による変色が起きたり、開閉を重ねたことで扉が完全に閉まらなくなったりしたときは、交換がおすすめです。

ウオルボックスを適切な時期で交換しなければ、内部に収納している機器がショートを起こしたり故障をしたりしてしまうので、ウオルボックスは設置後も状態を定期的に確認しましょう。

ウオルボックスの選び方・比較ポイント

ウオルボックスは屋内用と屋外用にわかれているので、まずは屋内・屋外のどちらで使用するのかを決めて、使用場所に適したタイプを選びましょう。

その後は、ウオルボックスの形状をタテ型またはヨコ型から選びます。
ウオルボックスの設置スペースが狭い場合や、ボックス内に入れる機器が縦に長い場合はタテ型がおすすめです。

一方、ウオルボックスの設置スペースが広い場合や、ボックス内に入れる機器が横に長い場合はヨコ型を選びましょう。

ただし、ウオルボックス内に宅内情報機器を収納したい場合は、情報ウオルボックスの中から屋内用・屋外用、タテ型・ヨコ型を選んでください。

ウオルボックスは、主に以下のメーカーで取り扱っています。

ウオルボックスの取り扱いメーカー

  • パナソニックパナソニック
  • 未来工業未来工業
  • 河村電器産業河村電器産業
  • 日東工業日東工業

パナソニックのウオルボックスは「プラスチックボックス」という名称で、耐衝撃性に強く軽いABS樹脂を使用しています。

未来工業は風雨に強いIP44性能を備えているため、湿気が多い場所や雨の多い地域での使用におすすめです。

プラボックス SPN-T 河村電器産業

また、河村電器産業のウオルボックスは「プラボックス」という名称で、ドアが透明になっているものや、密閉と放熱の両方を兼ね備えた高IPキャビネットタイプなどあります。

日東工業も「プラボックス」という名称でウオルボックスを提供しており、透明扉や換気扇付き、二重絶縁構造で作られているものなど、豊富な種類を取り揃えています。

トップページへ

コメントを残す

コメントは公開前に承認される必要があることにご注意ください。