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換気扇とは?種類や比較ポイントを紹介

換気扇とは?種類や比較ポイントを紹介

換気扇は、室内の空気を外気と交換するために必要な換気設備です。
一般住宅への設置はもちろん、工場やレストランなど、さまざまな場所に設置されています。

換気扇には、設置場所や用途別にさまざまな種類があるため、それぞれの違いを把握しておくことが重要です。

そこで今回は、換気扇の概要や種類、比較ポイントや交換時期の目安などを解説します。
記事の後半では換気扇の取り扱いメーカーもご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

換気扇とは

換気扇とは、室内の天井や壁に取り付け、屋内の空気と屋外の空気を入れ換えるための換気設備です。

電源を入れるとモーターに直結した羽が回転し、室内の空気が外に排出されるため、換気扇を起動すると、室内の脱臭・防湿・防塵・温度調節を行えます。

給気口(空気の取り込み口)は、部屋全体を換気する場合は換気扇から離れた場所、キッチンなど部分的に換気したい場合は汚染源に近い場所に設置する方法が一般的です。

換気扇の種類・用途

この項目では、換気扇の種類や用途について解説します。

天井扇

天井扇

天井扇とは、室内の天井に設置するタイプの換気扇です。天井扇は、主に浴室やトイレ、マンションの台所など、外気に面していない室内に設置します。

排気方法は、シロッコファンと呼ばれる羽を回し、天井裏に通している吸排気管(ダクト)を介して外に室内の空気を排気する方法が主流です。

天井扇はシロッコファンの使用により、静圧がかかっても一定の換気量を保てるので、機密性が高い住宅でも設置できます。

一般換気扇

一般換気扇とは、屋外に面する室内の壁に設置するタイプの換気扇です。
空気の取り込みや排出がダイレクトに行われるため循環力が高く、取り付けが簡単でほかの換気扇よりも部品が少ないことから、掃除がしやすいです。

ただし、一般換気扇は片面が屋外に面しているため、騒音がうるさかったり強風が吹くと排出力が低下したり、外気が室内に浸入したりするデメリットもあります。

フィルター(有・無)

フィルター

換気扇の多くは、フィルターの有無を選択できます。
換気扇にフィルターを付けると、汚れはすべてフィルターに付くため、換気扇の掃除はフィルターを定期的に付け替えるだけです。

ただし、フィルターの付け替えを怠ると目詰まりを起こしてしまうので、注意しましょう。

一方、フィルターの換気扇は、油汚れやホコリがシロッコファンに当たり、補修トレイに貯まる仕組みが採用されています。
そのため、フィルターがなくてもファンが過度に汚れる心配はありません。

ひきひも(有・無)

ひきひもとは、一般換気扇に取り付けられている紐のことです。
紐を引くと電気回路が切り替わるので、換気扇が回ったり止まったりします。

ひきひも付きの換気扇は、ひきひもを引っ張ると、シャッターが開くと同時に換気扇のファンが回り出すようになっています。
壁や窓に設置するタイプの換気扇は、ひきひも付きが多いです。

一方、ひきひも無しの換気扇には、スイッチを入れると自動的にシャッターが開いてファンが回り出す電動式と、ファンの風圧によってシャッターが開閉する風圧式があります。

パイプファン

パイプファン

パイプファンとは、壁の穴に通したパイプへ取り付ける換気扇です。
雨水が室内へ侵入しないよう、外壁のパイプの上には「パイプフード」と呼ばれる部材を設置します。

パイプファンはトイレや洗面所といった水回りなど、換気量が少なく狭い部屋へ取り付けられるケースが多いです。
また、パイプファンは壁に丸穴工事を施すだけで取り付けられるため、既存住宅にも設置しやすいです。

有圧扇

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有圧扇とは、空気に圧力をかけて空気の流れを作り出し、外気の逆流を防ぐ換気扇です。

強力な排気能力で一定の排気量を保てるため、外の風が強くても短時間で多くの空気を入れ換えられます。

有圧扇は、熱・煙・ガスなどをしっかり排出したい工場や一般的な換気扇では換気が間に合わない飲食店のように、常時適度な換気が必要な場所で使われることが多いです。

換気扇の交換時期の目安

一般的な換気扇は15年、レンジ用フードファンは10年が交換目安とされています。
ただし、交換目安の時期に到達していなくても、以下のような不具合を感じ始めたら換気扇を交換しましょう。

  • スイッチを付けてもファンが回らない
  • 使用中に焦げた臭いがする
  • ファンの回る速度が不規則、または遅い
  • 使用中に異常な音や振動が発生する
  • 電気コードの皮膜が破損している
  • 電気コードに触れると換気扇が止まる

換気扇の選び方・比較ポイント

換気扇は、設置場所に合わせて選びましょう。
井に取り付ける場合は天井扇、壁に取り付ける場合は一般換気扇やパイプファン、有圧扇が適しています。

換気扇は常時ファンを回すのか、一定の期間のみファンを回すのかによっても最適なタイプが変わります。
工場やレストランなど、室内の空気を24時間換気し続けたい場合は、常時換気できる換気扇がおすすめです。

一方で、キッチンやリビングなどの局所を一時的に換気したい場合は、レンジフードファンのように局所換気できる換気扇を選びましょう。

さらに、換気扇はお手入れのしやすさも重要な選択ポイントです。
高所に設置されている換気扇は、上を向いた作業が難しいため、ファンを取り外してお手入れできるタイプが適しています。

ファンを取り外した掃除を頻繁に行えない場合は、フィルター付きの換気扇がおすすめです。

換気扇を扱う主なメーカー

換気扇は、主に以下のメーカーで取り扱っています。

  • パナソニック ロゴパナソニック
  • 三菱電機 ロゴ三菱電機
  • 東芝ライテック ロゴ東芝ライテック
  • 高須産業 ロゴ高須産業
  • 日本電興 ロゴ日本電興

上記メーカーでは一般的な換気扇だけでなく、ウィルスや雑菌を除去できる給気清浄フィルター付き換気扇や換気をしながら手動で自然換気できる換気扇、省エネや静音性に優れた換気扇など、豊富な種類を取り扱っています。

換気扇はメーカーによって売り出している強みが異なるので、さまざまな製品を見比べてみましょう。

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