パナソニックの配線器具には、長年親しまれているスタンダードシリーズから、スマホやタブレットと連動する高機能配線器具まで多くの種類があります。
それぞれ特徴や機能、デザイン性などが大きく異なるため、パナソニックの配線器具であれば、目的やインテリアなどにより適したものを設置することが可能です。
今回は、パナソニックの配線器具の特徴や他メーカーとの違い、取り扱っている配線器具の種類をご紹介していきます。
目次
パナソニックの配線器具の特徴
パナソニックの配線器具は1918年に、電灯ソケットから別電源を確保するための「アタッチメントプラグ」を生み出したところからスタートしました。その後、1つの電灯ソケットから2系統の電源を確保できる「二灯用クラスタ」や、スイッチ・コンセントを同時に3個まで壁に埋め込んで取り付けられる「埋込連動器具」など、さまざまな配線器具を生み出し、その技術は今でも幅広い場所で活用されています。
近年ではスマートフォンやタブレットで操作できるスイッチ、センサーやタイマーなどを搭載した高機能配線器具シリーズ、建築デザイナーの要望に応えたレトロ製品など、多彩なラインナップで配線器具を提供し続けています。
このように、パナソニックの配線器具は、既存データを活用しつつ、時代や空間に合わせた配線器具を生み出し続けている点が特徴です。
他のメーカーとの違い
パナソニックの配線器具は国内シェア数80%を占めており、他メーカーと圧倒的な差をつけて国内1位のシェア数を誇っています。世界規模で見ると、台湾・ベトナム・インドネシア・タイ・インド・トルコではシェア数1位を獲得。
世界シェア数は2位ですが、2030年には1位を獲得できる位置につけています。
このように、パナソニックは国内だけでなく世界からも高い支持を得ている配線器具メーカーなので、品質の信頼度が高い配線器具を選ぶならパナソニックがおすすめです。
パナソニックの配線器具の種類
この項目では、パナソニックの配線器具を9種類ご紹介していきます。アドバンス
「アドバンス」は、どのような空間にも自然に溶け込むよう、出しろまで抑えた薄型デザインに設計されたスイッチ・コンセントです。表面は壁面に調和するよう、上質なマット素材で仕上げられています。
また、スイッチには白色のLEDほたるランプを搭載しているため、自然な光でスイッチの場所を知ることが可能です。
アドバンスには、リモコンやスマートフォンと連携できるリンクプラスのほか、指先で軽くタッチしたりなぞったりするだけで操作できるタッチスイッチもあります。
SO-STYLE(ソー・スタイル)
「SO-STYLE」は、上質な空間に寄り添うことを重視して作られたスイッチ・コンセントです。ほかのコントローラーと並んで設置しても美しく見えるよう、高さ120mm、出しろ6.8mmの薄さを実現しています。
プレート部分は壁面から若干浮くように設計されているので、どのような壁面に設置してもデザインを損ねることはありません。
表面が上品なマット仕上げとなっているだけでなく、スイッチの操作音も32dbと非常に静かなため、ギャラリーや寝室などへの設置もおすすめです。
セレクトプレート
「セレクトプレート」は、先にご紹介したアドバンスシリーズのスイッチとコンセントをシャープな印象に変えられる、水平垂直を基調としたデザインプレートです。アドバンスシリーズはプレートの四隅に丸みがあるため、エッジの効いたインテリアにマッチさせたい場合は、セレクトプレートへの変更をおすすめします。
プレートカラーは、シルバー・マットホワイト・マットグレー・マットブラックの4色なので、インテリアなどの色彩に合わせてコーディネートすることも可能です。
EXTRA(エクストラ)
「EXTRA」は、パナソニックの配線器具用プレート・ハンドルの最上位商品です。一枚の金属版をほぼ直角に成型し、表面をランダムに研磨してあるので、存在感のある美しいエッジと光の反射を抑えた味わい深い風合いを感じられる製品となっています。
研磨仕上げによって1品ずつ色合いや風合いが異なる点は、EXTRA最大の特徴といえるでしょう。
また、カラー展開は空間の美しさを際立たせるシルバー・ゴールド・ブラウンの3色で、先にご紹介したアドバンスやSO-STYLEとの組み合わせも可能です。
クラシック
「クラシック」は、味わい深いホーローの質感を再現したスイッチとコンセントです。スイッチはインダストリアルな雰囲気に合うタンブラスイッチとなっているため、ヴィンテージな空間に設置するとエッジを効かせた空間に、ナチュラルな空間に設置するとほっこりした空間に仕上がります。
また、クラシックはスイッチの存在感を出すために、あえて配管やスイッチボックスを露出させる施工を行うことも可能です。
スマートデザイン
「スマートデザイン」は、建物の外観に美しく溶け込むデザインを意識して作られた屋外用配線器具です。スマートデザインには、庭やガレージで電源を確保するための「屋外用防水コンセント」や、屋外のスイッチやコンセントを保護する「屋側プレート」。屋外照明を自動でON/OFFできる「スイッチ/コンセント」、電力メーターや電線の引き込みをスッキリさせるための「ボックス/ポール/防雨カバー」や、電気自動車を充電するための「屋外コンセント」があります。
コスモシリーズワイド21
「コスモシリーズワイド21」は、押しやすいワイドなスイッチとシンプルなデザインで作られた住宅用配線器具のスタンダードモデルです。スイッチは凹凸が少ないため、どこから見てもスッキリしています。
暗闇でもスイッチの場所がわかるよう緑のランプが常時点灯していたり、軽く押すだけでスイッチを操作できたりすることから、小さなお子さんや両手が塞がっている人でも無理なく操作できる点が特徴です。
また、コスモシリーズワイド21には、コンセントや機能スイッチ/コンセントもあります。
フルカラー
「フルカラー」は、1971年からパナソニックで販売されているスイッチ・コンセンシリーズです。スイッチやコンセントのほか、プレートやパイロットランプ、押釦(おしボタン)もそろっています。
それぞれ基本的な製品だけでなく、高機能製品や屋外用、高容量タイプなど取り扱っている製品が多いため、多くのユーザーから長く親しまれている配線器具です。
リファインシリーズ
「リファインシリーズ」は、薄型の露出コンセント、および、ほたるランプを搭載したスイッチです。露出コンセントやスイッチは室内で目立ちやすいというデメリットがありますが、リファインシリーズは薄型およびカバー止めネジが露出しない形で設計されているので、インテリアの邪魔になりません。
また、清潔感あふれるミルキーホワイトカラーも、インテリア性を高めてくれます。
さらに、高容量の電化製品を扱いたい人向けに15A・20A兼用タイプも用意されています。