近年のシーリングライトは蛍光灯タイプではなくLED電球タイプが普及しているため、蛍光灯タイプよりも製品寿命が延びています。
ただし、シーリングライトには複数の種類があるため、シーリングライトを選ぶ際は、種類の違いや比較ポイントを事前に把握しておきましょう。
今回は、シーリングライトの概要や種類、比較ポイントなどを解説していきます。
目次
シーリングライトとは
シーリングライトとは、天井に取り付けるタイプの照明器具です。シーリングライトは高い位置から光を照らせるので、1つ取り付けるだけで部屋の広範囲に光を届けられます。
また、吊り下げタイプのライトのように照明器具が目線に入りにくいため、部屋に圧迫感を与えにくいです。
調光タイプのシーリングライトを選択すると、光の色を複数楽しめるので、1台でさまざまなシーンを演出することが可能です。
シーリングライトの種類・用途
この項目では、シーリングライトの種類を3つご紹介していきます。壁スイッチ
シーリングライトのON・OFFは付属のリモコンでも調整できますが、壁スイッチを設置すると使用しないときに電源を完全に遮断できるので、待機電力をカットできます。
壁スイッチがあれば、掃除や点検をする際に電源を遮断して安全に作業できますし、リモコンが故障しても明かりのON・OFFの操作が可能です。
したがって、シーリングライトを設置する場合は、壁スイッチも設置しましょう。
リモコン
壁スイッチから離れた位置にいても、リモコンがあればシーリングライトの電源をその場で付けたり消したりできますし、調光や調色のコントロールも簡単に行えます。
シーリングライトのリモコンには、チャンネル設定機能が付いているタイプもあります。
チャンネル設定機能付きリモコンを使用すると、1台で複数のシーリングライトを操作できるので便利です。
プルスイッチ
プルスイッチとは、照明器具に付いている紐を引くことで電源のON・OFFを切り替えられる装置です。プルスイッチの仕組みは壁スイッチとほぼ同じで、紐を1回引っ張ると電気回路がつながってシーリングライトが点灯します。
もう1回紐を引っ張ると、電気回路が切り離され、シーリングライトが消灯します。
室内に壁スイッチがない場合は、プルスイッチ付きのシーリングライトを設置しておくと、リモコンを紛失した場合や故障した場合も電源のON・OFFを切り替えられるので安心です。
シーリングライトの交換時期の目安
シーリングライトの交換時期の目安は約10年ですが、シーリングライトの交換時期の目安は、ライトの使用頻度によって前後します。明かりがチカチカする、カバーに変形や割れが生じている、電源をONにしても点灯しないケースがある、点灯時に焦げた臭いがする、点灯中に漏電ブレーカーが作動するなどの症状が現れた場合は、10年使用していなくても交換しましょう。
シーリングライトに不具合が見られる状態で使用を続けてしまうと、発煙や発火などの事故につながる可能性が高いため、注意が必要です。
シーリングライトの選び方・比較ポイント
シーリングライトは、部屋の広さに適した明るさを出せるものを選びましょう。シーリングライトには「〇畳用」などの目安が記載されていますが、部屋の畳数ぴったりで購入してしまうと暗く感じてしまうケースが多いので、実際の畳数よりも少し大きい畳数で購入するのがおすすめです。
また、シーリングライトは調光できるかどうかも重要な選択ポイントといえます。
調光機能が付いたシーリングライトを購入すると、ライト1つで白く明るい昼光色と、オレンジであたたかい色味を持つ電球色を切り替えることが可能です。
寝室を兼ねた部屋の場合、調光機能が付いたシーリングライトを設置しておくと、過ごし方に合わせて照らし分けができるので便利です。
シーリングライトを扱う主なメーカー
シーリングライトを扱う主なメーカーは、以下のとおりです。シーリングライトは取り扱いメーカーによって、人感センサー付きや防雨性能の高い屋外用、数百のパターンで調光・調色できるもの、スピーカー付きや自然光の周期に合わせて自動調光されるものなど、さまざまな種類があります。
シーリングライトは、設置する部屋のタイプに合ったものを選びましょう。