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コンセントとは?種類や比較ポイントを紹介

コンセントとは?

コンセントと聞くと、多くの方が電源プラグを思い浮かべると思いますが、コンセントは電源プラグの差し込み口のことです。
コンセントは縦穴が2つ空いたタイプが主流ですが、ほかにも多くの種類があるため、用途によって使い分けることが大切です。 今回は、コンセントの種類やコンセントを選ぶ際の比較ポイントをご紹介します。
コンセントの設置を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

コンセントとは?

コンセントとは、電源コードに付いているプラグの差し込み口です。
電源プラグをコンセントに差し込むと、屋内電源から電気が供給され、電化製品が使えるようになります。

日本のコンセントは壁や床に立て向きの穴が2列並んだ形状をしており、1ヶ所に付き1,500Wまでの電流を同時に流すことが可能です。
また、コンセントには多くの種類があり、USB接続口やLANケーブルと電話線の接続口が一体化した形状、屋外用にカバーが付いた形状などがあります。

コンセントの種類・用途

この項目では、用途別にコンセントの種類をご紹介しましょう。

埋込形

「埋込形」は、壁の中に埋め込んで設置するタイプのコンセントです。コンセントが壁面に露出することなく、壁とコンセントがフラットな状態になるため、狭い場所でも電源コードを差し込みやすく、邪魔にならないといった特徴があります。
埋込形は家庭やオフィスだけでなく、工場や店舗など、幅広い場所で使用されているコンセントです。

おすすめポイント

  • 狭い場所でも設置しやすい
  • 壁や床に埋め込まれているので、邪魔にならない

露出形

「露出形」は、壁や床の表面に直接取り付けるコンセントです。埋込形コンセントを収納するためのボックスを取り付けられない壁や柱にコンセントを設置したい場合や、工事期間中のみ簡易的にコンセントを設置したいときなどに使用されます。
露出形はコンセントが埋め込まれていないので、不具合が起きたときも簡単に取り外したり交換したりできる点が特徴です。

おすすめポイント

  • 電気配線があればどこでも設置できる
  • メンテナンスしやすい

防雨

「防雨」は、主に屋外へ設置するタイプのコンセントです。コンセントの外側に雨や砂埃などから守るためのカバーが取り付けられているため、雨風が直接あたる屋外はもちろん、多量の水を使用する厨房などへの設置に適しています。

防雨コンセントは接地端子または設置極を設けることが内線規程に定められているので、接地極付きコンセントが標準化されている点が特徴です。

おすすめポイント

  • 屋外や水を多量に使用する場所での利用に適している
  • 雨風があたってもコンセント内部や接続部に悪影響が出ない

フロア

「フロア」は、床の中に埋め込むタイプのコンセントです。フロアコンセントを設置すると、壁面のコンセントから離れた場所でも電源を確保できます。
電源を使用しないときは床の中にコンセントを収納できるため、通行の邪魔になることはありません。

家庭に接地する場合は、テレビボードの横やダイニングテーブル・デスクの下などに設置すると、室内の配線をスッキリさせることが可能です。

おすすめポイント

  • 壁面コンセントから離れた場所でも電源を確保できる
  • 室内の配線をスッキリできる

抜止形

「抜止形」は、電源プラグの差し込み口が斜めになっているコンセントです。
プラグを差し込んだあと、時計回りにプラグを回すとプラグが固定される ので、電源プラグの抜け落ちを防止したいときに役立ちます。
抜止形のコンセントは、自動販売機やオフィスなど、常に電源供給が必要な場所で利用されることが多いです。

おすすめポイント

  • 電源プラグを回さない限り抜け落ちる心配がない
  • 工事現場やオフィスなどで起きやすい不意な電源プラグの抜け落ちを防止できる

引掛形

「引掛形」は、先にご紹介した抜止形と同じように、電源プラグを回転させることで固定できるコンセントです。
ただし、引掛形は電源プラグ側も引掛形専用のものを用意する必要があります。
引掛形の電源プラグは家庭用として普及していないため、引掛形コンセントは産業用の機械で使用されることが多いです。

おすすめポイント

  • 電源プラグの不意な抜け落ちを防止できる
  • 引っ張る力が加わりやすい場所でも電源プラグが抜け落ちない

接地極地付

「接地極地付」は、アースピンが付属した電源プラグを差し込めるコンセントです。冷蔵庫や電子レンジ、食器洗い機やエアコンなどの家電製品、自動販売機はすべて接地極地付コンセントへの接続が義務づけられています。
接地極地付コンセントは、漏電が起きたときに電気を自動で遮断できるため、感電を防止できる点が大きな特徴です。

おすすめポイント

  • 漏電を検知して感電を防止できる
  • 水場や湿気の多い場所での使用に適している

接地端子付

「接地端子付」は、アース(接地線)が出ている電源プラグを差し込めるコンセントです。電源プラグを差し込む際は、コンセントに接地されているカバーを開き、アースをネジでつなげたり挟んだりして接続します。
役割や接地場所は先にご紹介した接地極付コンセントと同じですが、 電源プラグからアースが出ている場合は、接地端子付コンセントへの接続が必要です。

おすすめポイント

  • 漏電を検知して感電を防止できる
  • 避雷やノイズを防止できる

シングルコン

「シングルコン」はシングルコンセントの略称で、1つのコンセントに対して1つの電源プラグを差し込めるコンセントです。
延長コードを接続すると、シングルコンでも複数の電化製品へ一度に電源を供給できます。

おすすめポイント

  • 接続できる電化製品が1種類のみなので、コンセント周りがスッキリする
  • 延長コードを接続すると、一度に複数の電化製品へ電源を供給できる

ダブルコン

「ダブルコン」はダブルコンセントの略称で、1つのコンセントに対して2つの電源プラグを差し込めるコンセントです。 使い勝手がいいため、家庭やオフィスなど多くの場所で積極的に採用されています。
また、ここまでご紹介してきたさまざまなコンセントも、ダブルコンで製作されていることが多いです。

おすすめポイント

  • 一度に2つの電化製品を接続できる
  • 使い勝手がいいため、さまざまなコンセントで採用されている

トリプルコン

「トリプルコン」はトリプルコンセントの略称で、1つのコンセントに対して3つの電源プラグを差し込めるコンセントです。
ダブルコンより多くの電化製品を同時に接続できることから、リビングやオフィスなど、一度に多くの電化製品を使用する場所へ設置されます。

おすすめポイント

  • 一度に3つの電化製品を接続できる
  • たこ足配線を防止できる

ブタバナ

「ブタバナ」は、先にご紹介した「接地極地付コンセント」の別名です。接地極地付コンセントの見た目が豚の鼻に見えることから、ブタバナとも呼ばれています。
冷蔵庫や電子レンジ、エアコンや洗濯機などの家電製品は、ブタバナを使用するよう内線規程で定められています。

おすすめポイント

  • 漏電をしても感電を防止できる
  • 水気の多い場所や高電圧を発生する機器の付近でも使いやすい

引掛けシーリング

「引掛けシーリング」は、天井照明を取り付けるためのコンセントです。引掛けシーリングには丸形や角形などの種類があり、照明器具に合うデザインを選択できるようになっています。
照明器具は、アダプターと引掛けシーリングを合わせたあと、右に回すだけで取り付けるとこが可能です。
耐荷重は最大5kgと軽いため、シーリングライトやスポットライト、ペンダントライトなどの使用をおすすめします。

おすすめポイント

  • 最大5kg までの天井照明を取り付けられる
  • 天井照明の取付方法が簡単

引掛けローゼット

「引掛けローゼット」も、引掛シーリングと同じく天井照明を取り付けるためのコンセントです。
ただし、引掛けローゼットは天井照明を取り付ける際にネジ止めを行 うので、最大10kgと、引掛けシーリングを使用するよりも重たい天井照明を取り付けられます。
シャンデリアやシーリングファン付きの照明器具を取り付ける際に使用するのがおすすめです。

おすすめポイント

  • 最大10kgまでの天井照明を取り付けられる
  • 天井照明を取り付ける際にネジを使用するため、安定性が高い

コンセントの交換時期の?安

コンセントの交換時期は、一般的に10年が目安です。ただし、使用期間が10年以内であっても以下のサインが出た場合は交換をおすすめします。

コンセントを交換するサイン

  • コンセントやカバーが熱を持っている
  • 電源プラグが奥まで入らない
  • 電源プラグを差し込んでもゆるい
  • 掃除をしてもホコリが取れない
コンセントを交換しないまま使用していると、コンセントから出火する可能性があります。最悪の場合、建物が全焼するほどの火災に発展してしまうこともあるので、コンセントは定期的な交換が必要です。

コンセントの選び⽅・⽐較ポイント

コンセントを選ぶ際は、用途別に適切なものを選ぶのがおすすめです。
たとえば、外で使用できるコンセントを探している場合は「防雨コンセント」、常に電源プラグを差し込んでおきたい、または電源プラグの急な抜け落ちを防止したい場合は「抜止形コンセント」が適しています。

また、シーリングライトのように軽めの天井照明を取り付けたい場合は「引掛けシーリング」、シャンデリアなど重たい天井照明を取り付けたい場合は「引掛けローゼット」がおすすめです。
このように、コンセントにはそれぞれ用途別で適切なものが決まっているので、コンセントを選ぶ際は、まず何に使うのかを明確にすることが大切です。

コンセントを扱う主なメーカー

コンセントを扱う主なメーカーは、以下のとおりです。

コンセントを扱う主なメーカー

  • パナソニック株式会社
  • 神保電気株式会社
  • アメリカン電気株会社
  • 株式会社明工社
  • スガツネ工業株式会社
  • 株式会社オーム電機
  • 朝日電器株式会社
各社、家庭用のコンセントから工業用のコンセントまで幅広く取り扱っているので、気になるメーカーがある場合は各社のホームページを確認してみてください。
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