キッチンライトや浴室ライトには複数の種類があるため、製品を選ぶ際は設置場所や重視したい機能をもとに適した製品を選ぶことが大切です。
今回は、キッチンライトや浴室ライトの種類を用途とともにご紹介します。交換目安や選び方なども解説します。
目次
キッチンライト・浴室ライトとは
キッチンライトとは、台所に設置するための照明器具です。キッチンライトには、手元を照らすための手元用や、キッチン全体を照らすためのベースライトがあります。
一方、浴室ライトとは、浴室で使用できる照明器具です。
水や湿気の多い場所でも使用できるよう、気密性が高く製造されています。
ただし、サウナや温泉など特殊な浴室に設置する場合は、高温や温泉成分から保護するために、専用の保護器具を併用する必要があります。
キッチンライト・浴室ライトの種類・用途
キッチンライトと浴室ライトの種類を、用途とともにご紹介します。キッチンライト/ベースライト
取り付ける照明の数は、キッチンの広さや照明器具の明るさによって、1個~数個と変動します。
大体の目安はキッチンの畳数x400ルーメンが適切といわれているため、2畳のキッチンであれば600ルーメンになるように調整するのが適切です。
ただし、ベースライトは吊戸棚や冷蔵庫など、高い位置にある扉を開けても影が生まれないような調整も必要です。
LEDキッチンライト/手元用
手元用のキッチンライトといえば、昔ながらの紐を引っ張って点灯させるタイプを思い浮かべる方も多いと思いますが、最近では手を近づけるだけで点灯する手元用キッチンライトも登場しています。
また、オープンキッチンであれば、調理スペースの上にペンダントライトを設置すると、スタイリッシュな手元用キッチンライトとして活用できます。
さらに、LEDライトは虫が寄り付きにくいので、キッチンで使用するライトとしておすすめです。
浴室灯/一般
一般の浴室灯は、一般的な水道水を使用した浴室で、1日2時間までの使用を想定して設計されているため、温泉や長時間入浴できる業務用の浴室などでは使用できません。
一般の浴室明には、壁に設置する壁付照明や天井に埋め込むダウンライト、浴室に置いたり湯船に浮かべたりして楽しむバスライトなどの種類があります。
いずれも防水・防湿対策を施されているため、浴室で使用しても壊れる心配はありません。
防雨防湿型ブラケット
防雨型ブラケットは、雨が降り注ぐ屋外でも使用できるよう、照明器具に水抜き穴が設けられています。
ただし、防湿加工は施されておらず、湿度が高い場所に設置すると絶縁不良などを起こしやすいため、注意しなくてはいけません。
一方、防湿型ブラケットは密閉構造になっているため、浴室や洗面所でも使用できます。
しかし、屋外で使用すると、紫外線や気温の影響でカバーが変色したり変形したりする可能性があるので、注意しましょう。
キッチンライト・浴室ライトの交換時期の目安
キッチンライトと浴室灯の交換時期の目安は、設置から10年です。10年を経過すると、電気回路や配線部品などが極端に劣化していることが多いため、外観に変化が見られない場合でも、キッチンライトと浴室灯は10年スパンで交換しましょう。
外観に変化が見られないからといって10年以上経過しているにも関わらず使用し続けると、キッチンライトや浴室灯から煙が出たり最悪の場合発火したりする危険性があるため、注意しなくてはいけません。
キッチンライト・浴室ライトの選び方・比較ポイント
キッチンライトと浴室灯は、白熱電球ではなくLEDを選びましょう。LEDには虫が集まりにくいといった特徴があるので、コバエなどの虫が発生しやすいキッチンで使用するライトとして適しています。
また、LEDは白熱電球より寿命が長く電気代を安く抑えられるため、毎日点灯させる浴室灯やキッチンライトで使用しても、コスパが良いです。
さらに、キッチンライトと浴室灯は機能性を考えて選ぶことも大切です。
キッチンは手が汚れやすい場所なので、タッチレスセンサーや音声でライトを操作できるタイプが使いやすいでしょう。
浴室灯は光の明るさや色を調節できるライトを選ぶと、入眠前の入浴ならリラックスしやすいオンレンジ色、起床後の入浴なら目が覚める明るい色など、入浴するタイミングに合わせて調光できて便利です。
キッチンライト・浴室ライトを扱う主なメーカー
キッチンライトと浴室ライトを扱う主なメーカーは、以下のとおりです。
キッチンライトや浴室ライトは、メーカーによってサイズや明るさだけでなく、機能や手入れのしやすさなど、さまざまな点で違いがあります。
また、デザインも大きく異なるので、キッチンライトや浴室ライトを選ぶ際は、ショールームなどを訪れて実物を確かめてみてください。